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リチウムイオン蓄電池など、「極薄ステンレス箔」でスリム化可能に

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リチウムイオン蓄電池など、「極薄ステンレス箔」でスリム化可能に

新日鉄住金マテリアルズは、リチウムイオン二次電池(LIB)や電気二重層キャパシタ(EDLC)など二次電池の外装用「樹脂フィルムラミネートステンレス箔(商品名:ラミネライト®)」と「集電体用極薄の高強度圧延ステンレス箔」のさらなる極薄化を実現し、商品ラインナップを拡充した。

「ラミネライト®」は、高精度箔製造技術により製造したステンレス箔を基材に使用し、表裏に樹脂フィルムをラミネートしたもの。15µm(0.015mm)厚みのステンレス箔を基材とした総厚み41µm(0.041mm)の超極薄をラインナップとして取りそろえた。

「集電体用極薄の高強度圧延ステンレス箔」については、これまでに商品化された10µm(0.010mm)厚みに加えて、8µm(0.008mm)厚みのステンレス箔を商品化するとともに、6µm(0.006mm)厚みのNiめっき普通鋼箔を開発した。

ラミネライトを使用した電池ケース

ラミネライト®を使用した電池ケース

両製品とも、二次電池のスリム化や高容量化と、安全性や信頼性の大幅な向上に大きく貢献する。なお、両製品は、2月26日~28日に東京ビッグサイトで行われる「第5回国際二次電池展~バッテリージャパン~」で紹介される。

同社は、ステンレス箔の応用商品として、非金属機能膜付ステンレス箔の開発・商品化を進めてきた。ステンレス箔は、薄く圧延してもピンホールができにくいという特徴を有している。従来の樹脂フィルムラミネート外装材では、ピンホールによる水分バリア性の課題から、総厚み90µm(0.090mm)程度のものが多く使用されている。薄く圧延してもピンポールができにくいステンレス箔を基材に使用することで、外装材の大幅な極薄化が可能となる。

ステンレス箔は強度や剛性などの機械的特性にも優れており、極薄箔において突き刺し、傷付き、あるいは外力に対する変形に強く、LIB の安全性や信頼性を向上させることに貢献し、電気絶縁性や電解液、有機溶媒に対する耐性などの二次電池の外装材に一般的に要求される特性を兼ね備えている。

また、同社は、高容量の活物質にも対応可能な優れた機械的特性を有する「集電体用極薄高強度ステンレス箔」の開発・商品化も進めてきた。ステンレス箔は、従来の集電体用箔に比べて幅広い電圧範囲で安定であるため、正負両極に適用可能である上に、過放電に強い電池を実現することが可能。さらに、従来の材料に比べ耐熱性や化学的安定性にも優れており、二次電池のスリム化や高容量化などに貢献する。

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