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一度破綻した独コナジー、日本でリベンジへ

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ドイツの太陽光発電パネルメーカーのコナジー(Conergy)は、日本法人であるコナジー・ジャパン(東京都千代田区)を設立、国内における本格的な事業活動を展開すると発表した。また、北海道における太陽光発電プロジェクトを日本国内で初めて受注したことを併せて発表した。

コナジーは経営が破綻し昨年7月に破産を申請。米国の独立系資産運用会社、カワ・キャピタル・マネジメント・インク(米フロリダ州マイアミ)の傘下として、再建を進めてきた。その再建において、今後も成長が見込まれる日本太陽光発電市場への参入を重要な戦略と位置付けてきた。同社は、今回の発表で同社のバランスシート(財務状態)は健全であると説明している。

世界の太陽光発電市場を牽引してきたヨーロッパ市場の低迷と、中国企業による低コスト製品のあおりを受けて、独太陽電池メーカー大手のQセルズも2012年に経営破綻に追い込まれている。コナジーの経営破綻は、独太陽電池メーカー大手として、それに続くものとなった。Qセルズは現在は韓国の大手財閥企業であるハンファグループ傘下で事業を展開している。

コナジーは1998年の設立。太陽光発電プラントの計画・施工・運用においては15年以上の経験を有しており、その太陽光発電設備の建設実績は累計で600MWに及ぶ。現在、日本を含む世界11カ国にオフィスを構えており、世界各国で太陽光発電プラントの計画や設計・施工・運用を手がけている。

今回、コナジーが国内で受注した太陽光発電プロジェクトは、北海道日高郡ひだか町における陸置き型のソーラーパーク。敷地面積は1万7,945平方メートル。太陽光発電システム設置容量は830kWp。太陽光発電モジュールは「Conergy PH 250」を3,320枚使用する。年間予定発電電力量(合計)は90万5,000kWhで、CO2削減量は年間の440トン相当を見込んでいる。

本発電施設の所有者はフジコム。設計・施工・発電事業者はコナジー・ジャパンおよび株式会社不動産管理センター。2013年11月に着工し、2014年4月の竣工を予定している。

コナジー・ジャパンの代表取締役社長には、双日で要職を歴任した大高秀幸氏が就任した。大高氏は、双日において海外での太陽光発電事業開発で高い評価を得ており、今後、日本におけるコナジーの事業基盤を固めるとともに、事業展開の拡大を推進する。

大高氏は国内での事業展開について「これまでコナジーが世界各国で培った実績と信頼を活かし、日本市場においても事業を展開していく。当初は、大規模太陽光発電所や産業用屋根向けのEPC(設計・調達・建設)事業に注力する計画だ。長期的には、住宅用の屋根市場にも進出したいと考えている」と述べている。

太陽光発電ソリューションを提供するコナジーと確固とした財務戦略を推進するカワ・キャピタル・マネジメント・インクは、成長を続ける太陽光発電市場における新しい資本モデルを顧客に提供をしていく考えだ。

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