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福島県内に埋められた牛などを掘り返し、発酵・減容化を行う技術の実証事業

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国立環境研究所(NIES)は、震災直後に福島県内に埋設された牛などの動物死体を掘削し、発酵処理による短期間での衛生的な減容化を行う実証装置の整備・管理業務に関し、一般競争入札を実施する。

業務の具体的な内容は、以下の通り。

業務概要

掘削された埋設動物を衛生的に処理する手法として、好気的発酵処理の適用可能性について、処理効率と安全性の観点から現場実証装置整備と維持管理を実施する。

(1)発酵槽等整備

実証試験に必要な通気システムを備えた発酵槽、混合槽及び(3)に示すモニタリングに必要な付帯装置等を整備する。発酵槽及び混合槽は、各35立方メートル程度(間口3m×奥行4m×高さ3m程度)各1基。

(2)資材調達

実証試験に必要な埋設牛等動物及び培地を掘削、運搬するとともに試験に必要な培地を調達する。埋設牛等動物の掘削はNIES担当者の指定する場所にて行うものとし、培地については請負者が選定、準備する。掘削に際しては、埋設された牛等動物の死体の腐熟状況を勘案して、目視で確認される汚染土壌の牛一個体相当分程度を掘削し、発酵槽設置箇所まで運搬する。

(3)維持管理及び周辺環境測定

(2)で調達した埋設牛等動物及び培地を用いて混合槽にて混合するとともに、発酵槽での個体あたりの発酵減容化状況に応じて必要な切り返し、水散布等の操作を行う。また、発酵槽周辺の粉じん、臭気、放射能の排出に関する環境測定を実施。環境測定に必要な機器は請負者が本業務で用意し、設置・撤去を行う。

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福島第一原子力発電所の事故に伴い放出された放射性物質の影響で、警戒区域に指定された地域において飼育されていた家畜類は殺処分された上で、農地と公有地の遊休地に一時的に埋設処分された。

現在でも野生化した家畜及び増加した害獣の駆除等で生じた動物の死体は一時的に埋設処分されており、埋設地点は福島県浜通り地方一帯に広く分布するとともに、埋設処分からの期間は地点ごとに異なっている。

一方、昨今の警戒区域の見直しにより立ち入りが可能になった旧警戒区域においては、地権者からの埋設動物の除去が要請される事態となっている。

【参考】
NIES - 放射能汚染地域における埋設牛等動物の処理に係る現地実証装置整備及び管理業務

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