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東京都、ビルの省エネレベルを見える化する新制度を6月に導入

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東京都、ビルの省エネレベルを見える化する新制度を6月に導入

東京都は、新たに、省エネ性能の高いビルがテナントや入居希望者から評価される仕組みとして、「カーボンレポート制度」を開始する。これにより、ビルオーナーの省エネ意欲が高まり、中小テナントビルの省エネ性能向上を図る。

都は、3月6日、中小テナントビルの省エネレベル(CO2排出実績や省エネルギー対策の取組状況等)を7段階で示した「カーボンレポート」の提供を開始すると発表した。

3月12、13日に開催する温暖化対策セミナーで、本制度の概要を説明。6月頃にカーボンレポートの提供を開始と、利用方法に関するガイドラインを公表する予定。また、ガイドラインには、ベンチマークレンジごとに、電気使用量の推定に役立つ面積あたりの電気使用量の平均値(kW時/平方メートル)を掲載する予定。

カーボンレポートでは、ベンチマーク(評価指標)によって、ビルの省エネレベル(CO2排出実績等)を7階段で色分けし、分かりやすく表示する。ビルオーナーは、カーボンレポートを活用して、ビルの省エネレベルをテナントや入居希望者に対しアピールすることで、テナントに対し、入居を促すことができる。テナントは、ベンチマークによってビルの電気使用量の大小を推定でき、入居先を選定する際の判断材料とすることができる。

都では、平成22年4月から中小規模事業所を対象に、CO2排出状況等を報告してもらう「地球温暖化対策報告書制度」を実施している。ベンチマークは、この報告書のデータを基にして、ビルのCO2排出量(年間実績値)を延床面積で割り算した、延床面積あたりのCO2排出量(kg-CO2/平方メートル)で作成している。

(参考)テナントビル(オフィス系、中規模)

レンジ CO2排出原単位(キログラム-CO2/平方メートル)範囲 割合
A4 32.9 以下 6%
A3+~A3- 32.9 超 41.8 以下 10%
A2+~A2- 41.8 超 50.8 以下 17%
A1+~A1- 50.8 超 59.7 以下 23%
B2+~B2- 59.7 超 68.7 以下 19%
B1 68.7 超 89.6 以下 16%
C 89.6 超 9%
平均原単位 59.7キログラム-CO2/平方メートル 100%

都は、平成25年度に提出された地球温暖化対策報告書(平成24年度実績値)のデータを基に、テナントビルのベンチマークについて、オフィス系と商業複合系を面積規模ごとに作成した。

平成24年度実績による区分別(30用途)のベンチマークの詳細については「自己評価指標(ベンチマーク)解説書」(東京都環境局)に掲載する。この解説書は、3月下旬に環境局ホームページに更新する予定。また、詳細は6月に開催予定の地球温暖化対策報告書説明会にて通知する。

【参考】
東京都 - 中小テナントビルの省エネレベル(CO2排出実績等)を表示する「カーボンレポート」の提供を開始します

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