「温泉熱」を利用する植物工場、まもなく完成 太陽光発電や専用LED照明も

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※画像はイメージです
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富山市が昨年より整備を進めてきた完全密閉型の植物栽培工場「牛岳温泉植物工場」が3月29日に竣工する。同工場は4段式の湛液型水耕栽培システムで、暖房には県内の牛岳温泉の温泉熱を利用する。また、工場の屋上に両面受光型の太陽電池パネル(約15kW)、全灯に植物育成用LED照明(フィリップス製)を採用している。

富山市は、高齢化や過疎化が進む山田地域で、牛岳温泉の温泉熱や太陽光発電等を活用した水耕栽培による完全人工光型植物工場を整備し、エゴマの生産(第1次産業)、加工(第2次産業)、流通販売(第3次産業)までを一体的に行うことで、農業の6次産業化を推進している。将来的には、植物工場での栽培から路地栽培へと展開し、山田地域から市内全域、県内へと拡大させ、国内有数のエゴマ産地を目指している。

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