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東京都水道局、10年後の省エネ目標8% 小水力発電、新電力導入など推進

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東京都水道局が目指す将来像

東京都水道局が目指す将来像
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東京都水道局は、安全でおいしい水の安定供給を確保するための高度浄水施設の増設等によるエネルギー増加は必要なものとし、これを除く既存水道システムについて、平成35年度までに平成12年度比で少なくとも20%以上のエネルギーを効率化する目標を示した。

同局は26日、エネルギーに配慮した施設整備など、中長期的な視点から取り組む具体的なエネルギー施策を明らかにした「東京水道エネルギー効率化10年プラン」を策定し公表した。本プランの計画期間は平成26年度から平成35年度までの10年間。

都水道事業では、平成12年度以降、高度浄水の導入などにより、平成35年度までに約16%のエネルギー使用量の増加が見込まれている。そのため、エネルギー使用量の増加分を含めた総量では、エネルギー効率化の割合は約8%になる。

具体的な施策としては、貯水池と浄水場との高低差や給水所の配水池に引き入れる際の余剰圧力を活用した水力発電、施設における太陽光発電コジェネレーションシステムの導入など、これまでの取り組みをさらに推進する。また、各事業所の電力の使用状況を踏まえ、低炭素な電力を供給する新電力からの電気購入を拡大する。これまでは一部の給水所や事業所で新電力からの電力を購入している。

その他、本プランの概要は以下の通り。

策定の方針

安全でおいしい水の安定供給の確保を前提に、使用するエネルギーを最小化することを目指し、次の方針で各施策を実行していく。

  1. 水道施設の新設又は更新の機会を捉え、取水・導水過程、浄水過程及び送配水過程で水の持つ位置エネルギーを十分に活用するなど、エネルギー効率の高い施設に再構築する。
  2. ポンプ設備の効率化、コージェネレーションシステムの導入及び再生可能エネルギーの導入などの既存施策を拡充していく。

施策の方向性・実施施策

以下の3つの方向性等に基づき、11の施策を実施していく。

  1. 施設整備に伴うエネルギーの効率化
    大規模浄水場の代替浄水施設整備、給水所等の新設・拡充、導・送水管の整備に伴うエネルギーの効率化
  2. 再生可能エネルギー等の活用
    太陽光発電、小水力発電、コージェネレーションシステムの導入
  3. 設備の更新に伴うエネルギーの効率化
    ポンプ設備、証明設備の効率化
  4. その他の施策 ※事業活動における環境負荷の低減
    低公害・低燃費車の導入、新電力の導入、調査研究の推進

プラン策定の背景

東京都水道局は、都内総電力使用量の約1%に当たる約8億kWhの電気を使用しており、大規模事業者としてエネルギー削減に努めている。高度経済成長期に急増する水道需要に対応するため、整備・拡張を続けてきた水道施設が間もなく一斉に更新時期を迎える機会を捉え、東京都の水道事業におけるエネルギーの一層の効率化を目指すために本プランを策定した。

【参考】
東京都 - 「東京水道エネルギー効率化10年プラン」を策定しました

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