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日本製バラスト水処理装置、新たに2件お目見え 「SEA JAPAN 2014」出展中

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日本製バラスト水処理装置、新たに2件お目見え 「SEA JAPAN 2014」出展中

小型貫流ボイラメーカー、三浦工業(愛媛県)は、開発中のバラスト水処理装置が3月27日付で国土交通省が定める承認を取得したと発表した。同装置は、昨年3月に陸上試験を完了し、6ヶ月間における船上試験と性能試験を終え、承認条件であるすべての試験を完了している。同社は、今年10月の販売開始に向けて営業を開始している。

また、住友電気工業(大阪市)と日立造船(大阪市)は、共同開発してきた電解型バラスト水処理装置「ECOMARINE®-EC」が、IMO(国際海事機関)が「活性物質を利用するバラスト水管理システム承認のための手順(G9)」で定める基本承認(BA)を取得したと発表した。同装置は、今年5月より実船での船上試験を行う。来夏にIMOのG9最終承認(FA)を取得し、来秋には国土交通省の型式承認取得を目指している。

「ECOMARINE-EC」の処理イメージ図

「ECOMARINE®-EC」の処理イメージ図

なお、両モデルは、4月9日~11日まで東京ビッグサイトで開催される国際海事展「SEA JAPAN 2014」に出展される。

三浦工業が開発中のバラスト水処理装置は、薬品を使用せず、薬品の手配・管理・調整が不要で操作が簡単なシステム。紫外線照射量をセンサー制御することで、高い殺滅性能のままの省エネ運転が可能でUV管の長寿命化を図ることができる。

今後は、USCG(米国沿岸警備隊)のバラスト水処理ルール適用のため、AMS申請を行う。AMS取得は申請後3~6ヶ月の予定。同時に USCG 規制をクリアする承認取得を2016 年度を目標に進めていく。

販売については、2018年度の売上100億円を掲げている。販路は取引実績のある造船所・販売店・船主・オペレータを中心に、海外販路も開拓していく。今後は商品ラインナップ拡充に向けての開発と量産化を進める予定。

なお、三浦工業は世界有数の建造隻数を誇る今治造船と共同で、中型・大型船向けバラスト水処理装置のシステム開発も開始しており、2015 年1月の商品化を目指している。

一方、住友電工と日立造船は、2012年にエコマリン技術研究組合(大阪市)を設立し、住友電工のフィルター技術と日立造船が有する電解技術並びに舶用事業における知見を最大限に融合させ、環境への負荷が少ない低消費電力で高性能な電解型バラスト水処理装置「ECOMARINE®-EC」(定格処理量500立方メートル/h)を開発してきた。

エコマリン技術研究組合は、2015年度を目標に事業形態を合弁会社に移行させ、同装置及び住友電工が開発中の紫外線型バラスト水処理装置「ECOMARINE®-UV」の販売を開始する予定。

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