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神奈川県、軽い薄膜太陽電池の活用方法・設置場所を公募 2年で10億円補助

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神奈川県、軽い薄膜太陽電池の活用方法・設置場所を公募 2年で10億円補助

神奈川県は、これまでの技術では困難だった工場の屋根などへ太陽光発電の設置を拡大するため、薄くて軽い薄膜太陽電池の普及に向けたプロジェクトをプロポーザル方式で公募し、その実施に要する経費の一部を補助する。

同県は、15日、薄くて軽い薄膜太陽電池の普及を図るため、薄膜太陽電池普及促進事業の補助対象とする「薄膜太陽電池普及拡大プロジェクト」を公募すると発表した。

本プロジェクトは、薄膜太陽電池の特性を活かした「新たな用途と設置する施設等」と「太陽光発電システムの価格の低下を図る方法」を提案し、その提案に基づき県内の施設等に実際に設置して、効果をPRする事業。

本プロジェクトの事業規模は30億円以上。補助対象者はプロジェクトの提案者。補助対象経費はプロジェクトの実施に要する経費(太陽電池モジュールの製造費、太陽光発電システムの設備費・設置工事費、広報費等)。補助額は補助対象経費に補助率1/3を乗じた額。補助限度額は平成26年度が3億円、平成27年度が7億円。プロジェクトが選考されて(平成26年7月(予定))から平成27年度末までの間で、必要な期間を設定して公募する。実施期間が2年度にわたる場合も、年度ごとに補助金の交付申請等を行う。

提案書の提出期間は4月15日(火)から6月16日(月)まで。また、事業者への説明会を4月18日(金)10時から11時まで、神奈川県庁で実施する。事前申込は不要。

同県内では住宅に設置される発電出力10kW未満の設備と比べて、工場等の事業所に設置される発電出力10kW以上の設備の導入が遅れている。その主な要因は、工場等の事業所の建物の屋根は、太陽光パネルの重さに耐えられないケースが多いためであり、太陽光発電の導入を更に加速させていくには、技術開発が進んでいる薄くて軽い薄膜太陽電池の普及が不可欠となっている。

そこで、本プロジェクトを公募し、その実施に要する経費の一部を補助することにより、多様な用途を開発して需要の増加を図り、生産量の増加と価格の低下につなげ、普及拡大を目指すことにした。

その他プロジェクトの概要は以下の通り。

使用する薄膜太陽電池

使用する薄膜太陽電池の材料の種類(シリコン系、化合物系、有機系)は問わないが、(1)発電セルは、半導体層が10μm以下であること、(2)モジュールは、フレキシブル性を有する又は曲面加工が可能であること、(3)工場等に多い折板屋根や波型スレート屋根に設置する場合は、荷重が10kg/m2以下であること、の要件を全て満たしているものとする。ただし、要件を全て満たしていない場合でも、提案する用途での普及が十分に見込める場合には、提案を認めることとする。

新たな用途と設置する施設等

新たな用途は、既に普及している太陽光パネルの設置が困難な建物の屋根や壁面などへの設置であり、設置する施設等と併せて提案する。具体的には、次のような用途を想定していますが、これに限るものではない。なお、特定の用途に提案が集中することを避けるため、想定される用途ごとに設置するモジュールの発電出力の合計を目安として提示している。

用途 発電出力(合計)の目安
折板屋根や波型スレート屋根等への設置 1,000kW
屋根防水シート等との一体設置 150kW
曲面屋根への設置 150kW
道路・鉄道等の法面への設置 1,000kW
遮音壁との一体設置 100kW
建物壁面への設置(建材との一体設置等) 400kW
その他(室内ブラインド、車両等) 200kW
合計 3,000kW

太陽光発電システムの価格の低下を図る方法

薄膜太陽電池の製品開発や改良、製造工程の見直し、流通・販売の合理化、設置工法の改良など、発電システムの価格の低下を図る方法を提案するとともに、本格的な普及に至った場合の価格低下の見通しを示すこと。

プロジェクトのイメージ図

プロジェクトのイメージ図

【参考】
神奈川県 - 薄膜太陽電池普及拡大プロジェクトの公募開始について

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