> > 「柏の葉スマートシティ」の国内最大級の植物工場が稼働 1日1万株を生産

「柏の葉スマートシティ」の国内最大級の植物工場が稼働 1日1万株を生産

記事を保存
「柏の葉スマートシティ」の国内最大級の植物工場が稼働 1日1万株を生産

三井不動産とみらい(東京都千代田区)は、5日、「柏の葉スマートシティ」(千葉県柏市)において国内最大級の植物工場「柏の葉 第2グリーンルーム」を6月に本格稼働したと発表した。

本植物工場では、多段栽培施設による高い生産性で安定的な野菜供給が可能。また園芸学専攻の技術者による成分コントロールにより、より機能性に優れる野菜生産が可能となり、レタス、グリーンリーフ、ロメインレタス、フリルレタスを含む15種類以上の野菜を、1日約1万株生産・出荷する国内最大級の植物工場となる。

主な特徴として、独自の栽培ソフトにより苦みが少なく栄養価の高い野菜の生産、新型のスタンディング型のパッケージ採用による清潔感の向上と鮮度保持期間の長期化、気密性・断熱性が高く大空間を実現した木造工法により安全性と生産性の向上、等をあげる。

本植物工場は2階建てで、敷地面積は約2,986平方メートル、延床面積は約1,260平方メートル。栽培室は延べ300坪に達する。2013年9月に着工、2014年1月に竣工し、6月2日に出荷を開始した。

「柏の葉 第2グリーンルーム」事業スキーム図

事業スキーム図

三井不動産が工場事業主となり(三井ホームが施工)、植物工場の開発・施工を手がけるみらい社が工場を運営し野菜を生産する。生産された野菜は、JAグループをはじめとする系統団体が国と連携して設立した6次産業化ファンドからの出資をうけたみらいトレーディングがパッキングして出荷する。

三井不動産が千葉県柏市で開発を進めている柏の葉スマートシティでは、「環境共生都市」「健康長寿都市」「新産業創造都市」の3つの取り組みを推進している。そのうち「新産業創造都市」に掲げる「日本の技術力を活かしたベンチャーを地域で支援」する一環として、事業化した。三井不動産は、同社がオフィスの提供にとどまらず、ベンチャーとともに協同して市場を創造していく取り組みの代表事例となると説明している。

柏の葉では、千葉大学が「環境健康都市園芸フィールド科学教育研究センター」を開設した当初の2003年頃から、継続的に植物工場の研究や実証実験が行われてきた。2009年10月には、千葉大学・みらい社・三井不動産が協力して2坪タイプの小型植物工場を開発、商業施設「ららぽーと柏の葉」内に設置、また2012年5月には、大規模な植物工場の実証実験施設が千葉大学キャンパス内に整備され、学術機関や企業と協力して植物工場の研究開発に取り組むコンソーシアムの一つとして、「街中植物工場コンソーシアム柏の葉部会」が三井不動産をリーダーとして設立された。

さらに2012年9月には、千葉大学・三井不動産・パナソニック・みらい社により家庭内設置用のネットワーク型の小型ワゴンタイプ植物工場を開発、柏の葉エリアの住民をモニターとして、ネットワークを活用した野菜栽培の実証実験を約1年間行った。

三井不動産は、高い技術力をもったベンチャーとの共創を進めるため、柏の葉キャンパスシティにおける「KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)」や、霞が関ビルディングにおける「LIAISON-STAGE 霞が関」などでインキュベートオフィスを展開しており、みらい社は「LIAISON-STAGE霞が関」の開設当初からのテナントとなっている。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.