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米エレクトラサーム社の小型バイナリー発電システム、実績広がる

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米ElectraTherm社は、同社開発のオーガニックランキンサイクル(ORC)技術を使用した小型バイナリー発電システムが、全世界で発電所操業実績が200,000時間以上、商業施設での利用が39か所に達したことを発表した。

同社のGreen Machineは、燃料不要で排ガスを出さずに、低温(77~116度)の湯から最大110kWの電力を生成することが可能。さらに、同製品は内燃エンジン、バイオマス、ボイラー・プロセス加熱、地熱・副産物流体、太陽熱などの機器の廃熱を活用できる。またモジュール式の発電機なため、設置が容易であり、短期間での投資回収に貢献する。

現在、同社はルーマニアと米国ネバダ州の2か所で、地熱流体施設を運営している。両施設を合わせると、地熱発電所の操業実績は10,000時間以上となり、加えてそれぞれの施設で102度と107度の地熱利用に成功している。

また、同社では、地熱発電に参入しようとする事業者に対して、個々の施設での推定投資回収期間、出力、および効率を算定するプロジェクトアセスメントのサービスを無料で提供しており、新規事業者への地熱発電の導入を支援している。

オーガニックランキンサイクル(ORC)とは、発電所などが使っている蒸気サイクル(ランキンサイクルシステム)の作動媒体を、一般的な水から、より低沸点の媒体(フロンガス等)に交換し、水を沸騰させられない小温度差エネルギーであっても蒸気を発生させ、それによってタービンを回すシステム。ElectraTherm社はこのオーガニックランキンサイクル(ORC)技術において、低温廃熱から燃料不要、排ガスも出さない発電技術を確立し、特許を取得している。

日本地熱学会によれば、地熱資源の規模でインドネシアは世界第2位、日本は第3位であり、低温の地熱利用の土壌としてElectraThermは自社製品の導入の見込みがあると日本の市場に注目している。特に日本では、地熱利用による電力を15年間40円/kWhで買い取る固定価格買取制度を利用できることから、地熱発電事業の拡大が期待される。

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