> > JR西日本、神戸線の新駅設備に電車の回生電力を利用 50%節電見込む

JR西日本、神戸線の新駅設備に電車の回生電力を利用 50%節電見込む

記事を保存
JR西日本、神戸線の新駅設備に電車の回生電力を利用 50%節電見込む

JR西日本は、未利用の回生電力を駅施設での電力として有効活用するために、現在開発中の「直流電力変換装置」を、平成28年春に開業予定の新駅に導入する。6月定例社長会見で発表した。

この新駅は、JR神戸線・六甲道~灘駅間のまや駅(仮称)。5月から工事に着手し、直流電力変換装置以外にもさまざまな環境技術を導入する予定だ。

具体的には、すべての照明をLEDにする、きめ細かな照明制御によって省エネルギー化を図るとともに、太陽光発電パネルの設置による創エネルギー化、節水トイレの導入による省資源化を実施し、地球環境保護を考慮した駅づくりに取り組む。これらの効果として、従来の同規模の駅と比較して、50%以上の消費電力の削減を見込む。

直流電力変換装置は、回生電力として発生した直流電力を駅などで用いる交流電力に変換する装置。本装置の導入により、これまで未活用だった回生電力を活用し、駅への照明等への利用が可能となる。発電量は列車本数などに左右されるが、まや駅(仮称)では1日あたり約100kWhの電力の活用を想定している。これは一般家庭10世帯分の電力量にあたる。

これまで同社では、地球環境保護の観点から省エネ車両の導入や省エネ運転の実施、照明のLED化などでの電力の削減や、自然エネルギーの使用などエネルギー供給源の多様化といった取り組みを推進している。

その中で、電車がブレーキを使用する際に発生する回生電力を活用するために、「上下別の線を走行する電車にも回生電力を融通させることができる」上下タイき電方式の導入や「回生電力を蓄える」電力貯蔵装置の開発などに取り組んできた。

これまで回生電力の活用では、近くを走行している他の列車に供給してきた。しかし、一部の回生電力については、近くに列車が走行していないなどの場合に未活用となっている電力がある。そこで、列車以外の設備に着目して、駅の照明などに活用するために、直流電力変換装置を開発した。

今後も回生電力の有効活用をはじめ、地球観光保護の観点からさまざまなエコの取り組みを推進していく考えだ。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.