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東洋紡の新型VOC回収装置、コスト削減 大風量の排気ガス処理も可能に

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東洋紡の新型VOC回収装置、コスト削減 大風量の排気ガス処理も可能に

東洋紡は、活性炭素繊維吸着材「Kフィルター」を用いた窒素循環脱着方式の揮発性有機化合物(VOC)回収装置「窒素循環脱着方式KF装置」を開発し、販売を開始した。

同装置は、回収された有機溶媒に含まれる水の量が少なく、分解を抑えられるため、VOCを含む排気ガスから、高品質の有機溶媒が回収でき、有機溶媒の回収・再利用によるコスト削減が可能。また、装置の大型化が容易であるため、大風量の排気ガスの処理にも対応できる。さらに、窒素ガスを循環して利用することにより、窒素を作るために必要なエネルギーを節約でき、ランニングコストを抑えることができる。

今後は、水溶性有機溶媒の使用量の多いフィルムコンバーターへの導入を進めていく。売上高は2017年で4億円程度を目指す。

同装置は、VOC排気ガスを吸着するKフィルター吸着槽を2つ有する。一方で排気ガスからVOCを吸着している間に、もう一方で吸着したVOCを有機溶媒として回収する。VOCを回収するのに加熱窒素ガスを用い、その窒素ガスが循環する仕組み。回収ラインにもKフィルター槽を導入し、この槽に入る窒素ガスの温度を上下させ吸脱着を行う。このシステムにより、VOC回収時の循環窒素ガスのVOC濃度を下げられ、回収後の吸着槽のVOC除去性能を高く維持できる。

同社は、工場などで発生するVOCを含む排気ガスの処理関連事業を行っている。1975年より、吸着速度が速く、高効率でVOCを吸着除去できるKフィルター(R)を内蔵した、工場などの排気ガスからVOCを吸着し有機溶媒として回収する「KF装置」を販売している。これまで「蒸気脱着式KF装置」、小・中規模の「乾式脱着式KF装置」の開発・販売を行っている。

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