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風力発電向け超大形軸受の試験設備が完成 外径約4.2mまで実物評価可能

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風力発電向け超大形軸受の試験設備が完成 外径約4.2mまで実物評価可能

NTN(大阪府大阪市)は、洋上風力発電装置の主軸用軸受の技術開発を強化するため、超大形軸受の実物評価が可能な世界最大級の試験設備「WIND LAB.」を自社開発し、6月に先端技術研究所(三重県桑名市)内に設置したと発表した。

同社は軸受メーカーとして、本設備「WIND LAB.」を導入・活用していくことで製品の信頼性を向上させ、風力発電装置向け事業のさらなる拡大を目指す。

「WIND LAB.」では、垂直・水平方向で計6個の油圧シリンダーを用いて軸受に荷重を発生させ、実際の風力発電装置で使用されている状態を再現することで、軸受の詳細な技術解析や仕様検討が行うことができる試験設備。対象風車は2MW~10MW。軸受サイズは外径約4.2mまで対応可。

定常状態での評価に加え、極限状態にある荷重条件下の試験が可能であるほか、自動調心ころ軸受や円すいころ軸受など各種の軸受にも対応し、顧客のニーズや風力発電装置の形式に合ったさまざまな評価が可能。

さらに、「WIND LAB.」にNTNが開発した風力発電装置用状態監視システム(CMS)「Wind Doctor®」を組み込むことで、試験中の軸受状態をモニタリングし、軸受の機能向上およびCMSによる設備診断技術のさらなる高度化を図る。

NTNは、風力発電装置を構成する部品のうち、最重要部品の一つとされる主軸用軸受(主軸受)をはじめ、減速機、増速機、発電機などに用いられるすべての軸受を開発・供給している。中でも直径100mを超える翼(ブレード)の回転を支える主軸受には、非常に高い技術力が必要とされる。

洋上風力発電をはじめ大型化する風力発電装置用の主軸受には、高出力化や苛酷な立地環境への対応などが求められる。また軸受に不具合が発生すると、発電が停止するだけでなく、大規模なクレーンによる交換作業が必要となり、多額の費用や損失が発生してしまうことから、これまで以上に高い品質と信頼性が求められる。

そこで、同社は、これまでの軸受開発で培ってきた評価技術を活用し、試験設備「WIND LAB.」を開発した。

同社は、国内外の風力発電装置メーカーが求めるニーズに対して、産業機械技術開発センターで研究開発を行うとともに、グローバル需要の増加に対応するため、桑名製作所(三重県桑名市)をはじめ国内外で、超大形主軸受をはじめとする各種軸受の量産体制を確立している。

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