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製鉄所の消費電力、排熱利用発電で6%削減

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製鉄所の消費電力、排熱利用発電で6%削減

NEDOは、鉄鉱石の焼結後に冷却する排熱を利用した発電システムで、製鉄所内の消費電力が約6%削減できることを実証したと発表した。

同団体はインドの鉄鋼省と共同で、日本の排熱回収技術を用いた実証事業を、同国の国営の製鉄所内で実施してきた。今回この20.6MWを発電する排熱回収装置が完成し、実証運転が行われ、同製鉄所全体で使用される電力(約280MW)の約6%をまかなえることが確認された。

製鉄所で粉状の鉄鉱石を焼結後、冷却するプロセスで排出される高温空気の顕熱(物質の状態を変えずに、温度を変化させるために費やされる熱量)は、これまで単に大気中に放出されてきた。同システムは、焼結クーラーに排熱回収フードを設置し、冷却時の熱を排熱回収ボイラーで回収し、生成した蒸気を利用しタービン・発電機にて発電する。

排熱回収システムフロー図

排熱回収システムフロー図

同システムにより、排熱利用による省エネ効果とCO2ガス削減、クローズドサイクルの発電方式により高濃度の煤塵が大気に放散されないなどの環境改善、電力不足解消などの効果が期待できる。

同事業は、NEDO「国際エネルギー消費効率化等技術・システム実証事業」(事業期間は2008年度から2014年度、事業予算は約30億円、委託先はスチールプランテック)として実施するもの。同事業により想定される年間省エネ量は、原油換算で約34,000石油換算トン、温室効果ガス排出削減効果は約104,000トンが見込まれる。

なお、同実証事業はインドの国営製鉄会社RINLのVIZAG製鉄所(アンドラ・プラディッシュ州ビシャカパトナム)にて実施されている。

【参考】
NEDO - インドの製鉄所で排熱回収発電設備を実証 ―消費電力6%削減が可能に―

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