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グッドデザイン賞をトリプル受賞、農業重視のソーラーシェアリング架台

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グッドデザイン賞をトリプル受賞、農業重視のソーラーシェアリング架台

ソーラーフェニックス(東京都千代田区)が開発したソーラーシェアリングシステム「グリーン & ソーラー ― MEGA10」の独創的架台システムが2014年度グッドデザイン賞を受賞した。

本システムを構成する主要部材「10mスパン・アーチパイプ構造架台」、「メガアンカー(基礎システム)」、「特製ワンタッチグリップ」が同時に同賞をトリプル受賞した。審査員は「テンポラリーな構造物にふさわしい、軽量さ、簡易さ、わかりやすさを併せ持った魅力的なシステムである」と高く評価。同社では受賞を機に本システムの普及拡大を図るとともに、さらなる品質向上を目指す。

本システムは、前述の主要部材に、パネル回転システム(回転機構)、高性能小型太陽光パネル、SMA社製パワーコンディショナを組み合わせたソーラーシェアリングシステム。農業を重視して開発されたシステムで、遮光率を約30%とし、作物の生育を妨げないよう配慮されている。農業を継続しながら本格的太陽光発電所経営が始められるプロ仕様のキットとして提供されている。

パネル回転システム(特許出願中)では季節ごとの太陽の高さに応じてパネル角度を調整し、最大発電量を確保する。さらに台風など強風時には、パネルを水平にしてダメージを回避することも可能。また、積雪時にはパネルを雪面に対して垂直方向に立て、直射光と雪面反射光の双方からの太陽エネルギーを発電に利用できる。

今回、受賞した部材の主な特徴は以下の通り。

10mスパン・アーチパイプ構造架台(特許申請中)

本システムはアーチパイプ構造を採用することによって、支柱間隔10m、高さ4mの大型架台の開発に成功した。大きなスペースでトラクターなど大型農機の取回しが自在にでき、農作業の効率を高めることができる。パイプ構造のため軽くて耐久性もあり、3つのパーツを合わせれば、人力で簡単にアーチを組み立てられる。

10mスパン・アーチパイプ構造架台

10mスパン・アーチパイプ構造架台

メガアンカー
―― 農地に優しく地震に強い基礎システム(世界特許)

10mスパン・アーチパイプ構造架台を支えるのがオーストラリア生まれのメガアンカー(Mega Anchor)。もともと住宅用基礎として開発されたメガアンカーは、1基あたり下方および上方(引っ張り)耐荷重が約3トン(30KN)で、風速55m以上の強風にも耐える強度を備える。

審査員から「特に3本のパイプを使った基礎システムは、地盤に過度のインパクトを与えることなく適切な支持力が得られるようにできていて、パーツを見ているだけでも楽しめるシステムとなっている点が好感が持てる」と評価された。3本のパイル(杭)が地面にがっちり食い込むため地震にも強く、農地を傷めることなく工期短縮とコスト削減が可能。

メガアンカー

メガアンカー

特製ワンタッチグリップ(実用新案申請中)

ソーラーパネルを回転軸に固定するためのパーツとして、新しく特製ワンタッチグリップを開発した。腐食しにくいアルミダイキャスト製のためパネルフレームと相性がよく耐久性にも優れる。レンチ1本で簡単に取り付けられるため、工期短縮と省力化を実現した。従来にない独創的な形は実用性とデザイン性を兼ね備え、グッドデザイン賞にふさわしい製品として認められた。

特製ワンタッチグリップ

特製ワンタッチグリップ

本製品は、10月31日(金)から11月4日(火)まで、東京ミッドタウン(東京都港区六本木)で開催される受賞展「グッドデザインエキシビション2014(G展)」会場で、本年度受賞作として紹介される。

また、同社は、グッドデザイン賞受賞に伴い、10月23日に福島県耶麻郡で現地見学会を開催する。見学会への申し込みはメールで受け付けている。

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