> > 安川電機、植物工場に参入 2016年度に世界初の完全自動化版を販売

安川電機、植物工場に参入 2016年度に世界初の完全自動化版を販売

記事を保存

安川電機は、中期経営計画「Realize 100」で掲げる新規事業創出の一環として、第一次産業領域への市場拡大を狙い、世界初となる完全自動化した植物工場システムの研究開発に着手したと発表した。

本取組みでは野菜の育成状況に応じた栽培環境(温度・湿度・養液・CO2・照射等)の制御と種まきから収穫・出荷までの栽培作業の自動化をパッケージ化したシステムを開発する。

2015年3月には完全自動化した植物工場システムを完成させ、さらに実証テストを重ね2016年度には国内外に向けた植物工場システムの販売を開始する計画だ。

2015年の同社創立100周年に向けて研究開発を加速させ、モノづくりで培った「モーション制御技術」「エネルギー変換技術」「ロボット技術」を結集し、安全・安心な野菜の大量生産が可能な「安川電機が考える次世代植物工場システム」の実現を目指す。

同社は、植物工場で生産した野菜を販売する事業を手掛けるスプレッド(京都府京都市)と2014年3月から業務提携し、本システムの開発をスタートさせている。

本提携によりスプレッドが得意とする大規模栽培技術と同社の強みとする前述の技術を融合し、目指すシステムを開始し、「栽培作業の効率性」と「栽培の収益性」を野菜の栽培テストを通じて検証していく。

スプレッドは、人工光完全環境制御型植物工場において年間770万株のレタスを生産・販売する。これは同型植物工場としては世界でトップクラスの生産量を誇り、日本での植物工場産レタスのマーケット占有率もトップクラスの実績を持つ。また、世界で事業展開できるパートナーと連携しながら、同社植物工場をグローバルに販売していく考えだ。

国内では農業就業人口の減少、食糧自給率の低下、また震災後の食に対する安全・安心意識の高まり、そして海外では発展途上地域を中心とした爆発的な人口増加、中東・アフリカ地域の砂漠化、更には農薬による土壌汚染などの問題により、世界的な食の需給バランスが変化しつつある。

安川電機は、本研究開発に着手した背景として、こうした状況から、農地以外における栽培や、天候変動に左右されずに安全・安心な無農薬野菜の栽培が可能な植物工場が注目されており、更に大量生産できる植物工場システムへの期待が一層高まっていることをあげた。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.