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北海道ガス、電力小売参入 地元の森林資源100%で木質バイオマス発電

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北海道ガス、電力小売参入 地元の森林資源100%で木質バイオマス発電

北海道ガスは、三井物産などと連携し北海道苫小牧市に発電規模約5.8MWの木質バイオマス発電設備を建設し発電事業を行うとともに、電力の小売り事業に参入する。

北海道ガスは、本設備で発電した電力の全量を買い取ることを予定で、再生可能エネルギーの活用を通じた地産地消のエネルギーモデルの確立を目指す。発電設備は2015年5月に着工、2016年12月の稼働を予定している。

木質バイオマス発電事業は、北海道ガス、三井物産、イワクラ(北海道苫小牧市)、住友林業が共同出資により苫小牧市に設立した新会社が行う。本事業では、新会社が木質バイオマス発電設備を建設し、再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用し発電事業を行う。本発電設備の年間発電量は約40百万kWhで、これは一般家庭約10,000世帯分の年間使用電力量に相当する。

新会社の名称は苫小牧バイオマス発電。資本金は499百万円。出資比率は三井物産が40%、イワクラが20%、住友林業が20%、北海道ガスが20%。

燃料となる木質チップには、北海道における間伐材や林地残材等の未利用木材を100%利用する計画で、本事業の開始に伴い、新たに年間約6万トンの木材需要が発生する見込み。これにより森林環境の整備促進、北海道における林業振興、雇用の創出により地域の活性化等にも貢献する。

三井物産は日本全国に社有林「三井物産の森」を約44,000ha保有している。そのうちの約8割にあたる約35,000haが北海道内に位置しており、本事業開始に伴い「三井物産の森」からも林地の未利用木材を新会社に供給する予定。

北海道似湾山林(三井物産社有林)

北海道似湾山林(三井物産社有林)

林地内で加工されたウッドチップ

林地内で加工されたウッドチップ

住友林業グループは、2008年5月にインドネシアで同国初の木質バイオマス発電の運転を、さらに2011年2月より神奈川県川崎市で建築廃材を主燃料とした、発電規模33MWの都市型バイオマス発電所の営業運転を開始。また、北海道では、紋別市で発電規模50MWの森林型バイオマス発電所を建設中で2016年12月の営業運転を目指している。今回の事業参画は、同社グループにおいて国内3番目のバイオマス発電事業となる。

イワクラは、森林資源の有効活用として、マテリアル利用であるパーティクルボード事業を手掛けており、近年はサーマル利用である木質ペレット事業にも参入している。

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