被災地の石炭火力発電所から出た飛灰、新技術で復興工事のコンクリ材料に

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※画像はイメージです
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熊谷組は、国土交通省東北地方整備局発注の国道45号釜石山田道路工事において、高品質フライアッシュを混和材として使用したコンクリートを、トンネル覆工コンクリートに適用した。震災復興関連の工事で高品質フライアッシュを用いたコンクリートが使用されるのは、今回が初めて。

高品質フライアッシュを用いたコンクリートを使用すると、コンクリートの硬化後の収縮率が小さくなり、ひび割れ現象が起こりにくく堅牢な構造物を実現できる。さらに高品質フライアッシュの原粉には、日本製紙の石巻工場(宮城県石巻市)の石炭火力発電所施設から排出されたものが使用され、東北地方の震災復興に貢献する地産地消の建設資材としても活用が期待される。

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