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太陽光発電システムの効率的な維持管理 技術開発する企業をNEDOが募集

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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、太陽電池以外のBOS(Balance of system)や維持管理の分野を対象に、発電システムとしての効率向上とBOS・維持管理費の削減に資する技術開発を行う企業の募集を開始した。これは、発電コストを着実に低減することを目的に「太陽光発電システム効率向上・維持管理技術開発プロジェクト」として実施されるもの。

具体的には(1)太陽光発電システム効率向上技術の開発、(2)太陽光発電システム維持管理技術の開発、(3)太陽光発電システム技術開発動向調査を実施する。

(1)(2)の開発はNEDOとの共同研究事業。事業費のNEDO負担率は2/3。予算規模は1提案あたり1,500万円~15,000万円/年。(3)の調査はNEDOからの委託事業で、NEDO負担率は100%。予算額は1提案あたり1,500万円/年。事業期間は平成26年度から平成30年度まで。

応募資格は単独または複数で受託を希望する企業等。公募の締切は12月24日。1月中に事前審査を行い、1月下旬に委託先を決定する。募集に伴い、12月1日にNEDO関西支部(大阪府大阪市)、12月2日にNEDO本部(神奈川県川崎市)にて説明会を実施する。出席希望企業等は11月27日までに申し込みが必要。ただし、応募にあたって説明会への参加は必須ではない。

各開発・調査の概要は以下の通り。

(1)太陽光発電システム効率向上技術の開発

パワーコンディショナや架台等の周辺機器の高機能化や、追尾・反射・冷却等の機能付加により発電量を増加させる技術開発と、基礎・架台の施工や太陽電池モジュール取付に関する部分で、部品点数の削減や施工時間の短縮など、BOSコストを大幅に削減する技術開発を実施する。平成28年度末に、システム効率を従来方式と比べて10%以上向上、BOSコスト全体を10%以上低減する技術の開発を目指す。

(2)太陽光発電システム維持管理技術の開発

発電器機・設備の健全性の自動診断や故障の回避、自動修復など、発電システムの劣化予防や長寿命化、人件費の削減等に寄与するモニタリングシステムやメンテナンス技術を開発し、発電コストを低減する。平成28年度末には、発電量の低下を防ぎつつ維持管理費を30%以上削減する発電コスト低減技術の開発を目指す。

(3)太陽光発電システム技術開発動向調査

国内外の太陽光発電システムに関わる市場動向や技術開発動向、政策等について最新情報を把握する。また、今後、太陽光発電が導入されていく社会環境を考慮し、強化や新たな取り組みが必要な開発要素と、発電コスト低減の妨げとなる要因を抽出する。

太陽光発電の導入が本格化する中、太陽電池モジュールの価格低下が進み、システムコストに占めるBOSコストの割合が高くなっており、このBOSコストを下げることが発電コスト低減における重要な課題となっている。また、初期の導入コストだけでなく、発電システムとしての長期信頼性の確保や、維持・管理費の削減に対する関心も高まっている。

【参考】
NEDO - 「太陽光発電システム効率向上・維持管理技術開発プロジェクト」に係る公募について

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