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送電損失が少ない「超電導電力ケーブル」 スペインでの導入可能性調査者募集

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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、スペインでの超電導電力ケーブルシステム導入に向けた現状分析を行う事業者の募集を開始した。

NEDOでは、平成25、26年度に実施した「スペインにおける超電導電力ケーブルシステムの実系統連系に係る現状分析」で高圧送電網における調査を行い、現地における技術競争力、普及推進が可能なパートナーとの連携可能性など実証事業の成功要因を確認したが、低圧配電網(220kV未満)については調査対象としておらず、調査の中で低圧配電網に対する潜在的なニーズの見通しを得たが、具体的な普及可能性についての調査は出来ていない。

そこで今回の事業では、欧州におけるわが国の超電導ケーブルシステム技術の適用を見据え、スペインでの超電導電力ケーブルシステムの普及可能性について調査するとともに、同国でこれまでの実証事業の成功要因が成り立つか否かを検証し、同地域への展開可能性についてフォローアップ調査を行う。事業期間はNEDOが指定する日から平成27年7月31日まで。

応募資格は単独ないし複数で受託を希望する企業等。応募希望者は12月22日までに提案書類を提出すること。公募に伴い、説明会を実施する。場所は新エネルギー・産業技術総合開発機構(神奈川県川崎市)。参加希望者は12月12日までに申し込みが必要。

超電導電力ケーブルシステムは、従来の電力ケーブルに比べて同じ径で約3倍の電力を送ることができる上、送電損失を約半分に減らすことができる。NEDOでは、平成25年度までに要素技術開発と基礎的な成立性の検証を完了し、日本国内で初めてとなる実系統に連系した実証試験を開始し、1年を超える実環境下での評価・検証を完了した。

海外では、特に欧州において、再生可能エネルギーの導入拡大に伴う系統強化が喫緊の課題となっており、加えて都市部を中心とした第二次大戦後に導入された地中ケーブルの老朽化よるリプレイス、近年の社会的変化としてのエアコン、サーバ等による電力需要の急増など、電力系統設備の更新・増強の計画が活発化している。その解決手段として、高密度な電力供給が可能な超電導ケーブルへの関心が高まりを見せている。

【参考】
NEDO - 「スペインでの超電導電力ケーブルシステム導入に向けた現状分析」に係る公募について

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