パソコンの廃熱を効率よく電気に変換 シリコンを用いた熱電変換ナノ材料

大阪大学などは、シリコンのナノドット結晶を結晶方位をそろえて連結することで、レアメタルを使わずに、高い電気伝導率で低い熱伝導率という熱電変換の高性能化に必要な特性を実現した。独自開発したナノドット形成技術を応用することで、電気伝導率の悪化を適切に抑え、熱伝導率をバルクSi(シリコン)の約1/200まで低減することが可能となり、さらにSiの熱伝導率の世界最小値を得ることに成功した。

ナノドット連結構造の模式図と、この構造中をキャリアとフォノンが伝導する概念図。
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