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日本の気候変動予測 平均気温は北日本で上昇、真夏日は増え降雪量は減少

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環境省と気象庁は、日本国内における気候変動影響評価のための気候変動予測において、平均気温は、RCP2.6シナリオの場合1.1度、RCP8.5シナリオの場合4.4度上昇すると予測した。また、大雨による降水量、無降水日数は増加、年最深積雪・年降雪量は減少すると予測した。

両者は、6月6日に気候変動予測の暫定的な結果を公表しているが、今回、日本国内における気候変動予測の不確実性を考慮した年平均気温と年降水量の予測結果の取りまとめや新たに最深積雪や降雪量の算出等を行い、発表したもの。

主な予測結果は以下の通り。

年平均気温の変化

  • RCP2.6シナリオの場合は1.1度(信頼区間は0.5度~1.7度)、RCP8.5シナリオの場合は4.4度(信頼区間は3.4度~5.4度)上昇する。
  • 年平均気温、日最高気温は全国的に上昇し、上昇幅は年々変動幅より概ね大きい。特に北日本での温度上昇幅が大きく、沖縄・奄美は比較的小さい。
  • 真夏日の年間日数は将来の温室効果ガス安定化レベルが高くなるほど増加する。全国を見るとRCP2.6で平均12.4日(最小10.9日、最大14.4日)、RCP8.5で平均52.8日(最小45.9日、最大58.5日)増加する。
  • 真夏日の年間日数は全国的に増加し、増加幅は年々変動幅より概ね大きい。特に西日本及び沖縄・奄美での増加幅が大きい。

年降水量の変化、大雨による降水量の変化、無降水日数の変化

  • 年降水量の変化は、どのシナリオでも明瞭な傾向はないと予測。
  • 一方、大雨による降水量、無降水日数はそれぞれ多くのシナリオ・ケースで増加傾向となると予測。

年最深積雪の変化、年降雪量の変化

  • 年最深積雪はすべてのシナリオで減少する。特に東日本の日本海側で減少量が大きく、RCP2.6シナリオの場合は平均17cm、RCP8.5シナリオの場合は平均78cm 減少する。
  • 年降雪量はほとんどのシナリオで減少する。特に東日本の日本海側で減少量が大きく、RCP2.6シナリオの場合は平均26cm、RCP8.5シナリオの場合は平均146cm 減少する。

平成26年6月6日の資料からの変更点は、RCP4.5シナリオにおける予測計算ケースの追加、精度検証及び集計・統計方法の見直し、不確実性を考慮した予測結果の取りまとめ、新たな気候要素(年最深積雪・年降雪量)の計算の追加。

なお、本予測結果は、文部科学省の地球環境情報統融合プログラムにおいて構築されている「データ統合・解析システム(DIAS)」内で保存、公開されている。

環境省と気象庁は、平成27年夏頃に予定している政府全体の「適応計画」策定に向けた取組みとして、日本国内における気候変動による影響の評価のための気候変動予測を行っている。

【参考】
環境省 - 日本国内における気候変動予測の不確実性を考慮した結果について

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