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プロペラがない「マグナス力」を利用する風力発電機 NEDOが事業化を支援

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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「平成26年度研究開発型ベンチャー支援事業」において、チャレナジー(東京都)の「垂直軸型マグナス風力発電機の事業化」を支援する。

NEDOは、15日、起業家候補に対して研究開発型ベンチャーの立ち上げを支援する本事業について、同社による「垂直軸型マグナス風力発電機の事業化」を含む9チームの活動費を含む全ての支援の開始を決定したと発表した。

本事業では、「平成26年度研究開発型ベンチャー支援事業」として、具体的な技術シーズを活用した事業構想を有する起業家候補(SUI:スタートアップイノベーター)を公募。採択されたSUIは、別途NEDOが委嘱する事業化支援人材(カタライザー)がハンズオンで行う各種起業活動支援を受けて、具体的な技術シーズを元にした研究開発型ベンチャー企業を立ち上げ、将来のメガベンチャー企業となるための活動を実施するもの。

「垂直軸型マグナス風力発電機の事業化」は、担当事業カタライザーである加藤晴洋氏(イノベーティブベンチャーファンド・パートナー/東京大学産学連携本部・特任研究員)の支援等を受けて、事業化を目指す。

「垂直軸型マグナス風力発電機」は、従来のプロペラ方式ではなく、気流で円筒を回転させたときに発生する「マグナス力」を利用して回転する。微風でも強風でも対応して発電する風力発電機で、プロペラがないため、台風などによる倒壊の課題も解決する。また、プロペラが不要なことで製造コストの低下も見込んでおり、無電化地帯の途上国などでの利用も期待されている。

株式会社チャレナジーは今年10月に設立したばかりのベンチャー企業。同社CEO、清水敦史氏の「次世代風力発電機の開発販売及び電力卸売事業」は、リバネス(東京都新宿区)が主催するビジネスコンテスト「第1回Tech Planグランプリ」で優勝。また、本風力発電機の開発は、東京都が平成26年度新規事業として、NPO法人エティックと開催した、若い起業家の輩出を後押しするビジネスプランコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY 2014」でも10人のファイナリストに選ばれている。

NEDOの研究開発型ベンチャー支援事業については、起業家候補(スタートアップイノベーター)の募集を行い、10月31日に応募総数420件から二次審査通過チーム14件を選定し、そのリスト(提案書類受理番号のみ)を公表した。今回このうち9件について全支援開始を決定し、うち7件の案件名及び氏名について公表した。残りの2件については条件が整い次第、別途公表する。また、二次審査通過チームの残り5件については、支援開始の条件が整い次第、別途公表する。

新規産業・雇用の創出による日本の経済活性化に向けては、ビジネスリスクをとって新事業に挑戦する起業家候補に対し、ハンズオンによる経営・事業化のサポートなど支援を強化し、その起業を促進していくことが重要となる。こうした観点から、NEDOは総合的な支援体制として「NEDOプラットフォーム」を構築することとしたと説明している。

【参考】
NEDO - 「起業家候補募集(研究開発型ベンチャー支援事業の実施)」に係る支援開始の決定

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