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青森市、脱原発で再エネ割合10%を目指す 地熱・温泉熱、バイオマスなど促進

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青森市、脱原発で再エネ割合10%を目指す 地熱・温泉熱、バイオマスなど促進

青森市は、「脱・原発依存社会の実現を目指す方針~青森市再生可能エネルギー推進計画~」を策定した。本計画では、2020年度時点における再生可能エネルギーによる発電量を青森市内での電力消費量の10%以上とすること等を目標として掲げる。

本計画は、市民の安全・安心の確保のため原子力発電への依存度を可能な限り低減させ、自然と共生・共存できる再生可能エネルギーの普及と、更なる省エネルギーの取組みを促進することを目的に策定した。策定に当たっては、市民意見反映の仕組みとして導入している「わたしの意見提案制度(パブリック・コメント)」も実施した。

今後は、本方針に基づき、再エネによる発電や熱利用の導入促進、省エネの普及拡大、再エネに関連した産業の育成に積極的に取り組んでいく。

再エネによる発電の導入促進では、太陽光発電のほか、地熱発電・温泉熱発電、バイオマス発電等の導入を促進する。具体的には、地熱発電では、八甲田周辺地区において民間事業者が実現を目指して行なっている調査に対し、地元自治体として積極的に協力、また、温泉熱発電では、市内の温泉施設における小型バイナリー発電の導入可能性について検討する。下水汚泥や廃棄物を有効利用したバイオマス発電事業を行うほか、住宅に小型風力発電機を設置しようとする市民に対する支援を検討・実施していく。

その他、本計画の概要は以下の通り。

計画期間

対象期間は2014年度(平成26年度)~2020年度(平成32年度)の7年間。ただし、前期基本計画の終了年度である2015年度における、後期基本計画の策定にあわせ、必要に応じて見直しを行う。

対象エネルギー

「電力」及び「熱」。原子力や化石燃料など既存の一次エネルギーによって供給される「電力」及び「熱」を地域に賦存する再エネで代替する。

目標

1.発電に関する目標

【2020年度時点:再エネ発電電力量 100,000,000kWh/年】
(青森市内での電力消費量の10%以上)

2020年度の発電種別目標発電電力量は、住宅用太陽光発が3,430MWh/年(2010年度517MWh/年)、施設用太陽光発電が1,030MWh/年(同71MWh/年)、また、2011年度は導入ゼロのその他太陽光発電を29,560MWh/年、地熱発電を30,600MWh/年、バイオマス発電を42,220MWh/年とする。

また、2010年度の東北電力の発電電力量における電源構成比のうち、26%が原子力発電由来の電力に相当することから、2030年度時点での青森市の消費電力のうち再生可能エネルギーによる発電電力量の占める割合を26%とすることを最終目標とする。

2.熱利用に関する目標

【2020年度時点:再生可能エネルギー熱利用 950×106MJ】

「950×106MJ」は、2010年度に石油製品、LPガス、都市ガスによって供給された青森市の熱エネルギーの合計「9,501.5×106MJ」の10%に相当する。これを再エネへ転換(例:太陽熱、木質ペレット等のバイオマス熱、地中熱、温泉熱等)する。

基本方向

1.再生可能エネルギーによる発電の導入促進

太陽光発電システムをはじめとする再エネ発電設備について、市有施設への導入を推進するとともに、市民の住宅への導入促進に努める。また、民間事業者等による再生可能エネルギー発電の導入促進に努める。

2.再生可能エネルギーによる熱利用の導入促進

太陽熱や地中熱、バイオマスエネルギーなど、再生可能エネルギーによる熱利用の促進に努める。

3.省エネルギー対策の普及拡大

省エネ型機器の導入を促進するほか、省エネ行動に関する情報提供等を通じ、省エネルギー対策の普及拡大に努める。

4.再生可能エネルギーに関連した産業育成

弘前大学北日本新エネルギー研究所や経済団体、金融機関との連携により、本市内における再エネに関連した新たな事業の創出に努める。

【参考】
青森県 - 「脱・原発依存社会の実現を目指す方針」の策定について

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