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「ごみ焼却発電施設向け 高効率NOx除去装置」、優秀省エネ機器として表彰

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「ごみ焼却発電施設向け 高効率NOx除去装置」、優秀省エネ機器として表彰

日立造船は、第35回優秀省エネルギー機器表彰において、ごみ焼却発電施設における窒素酸化物(NOx)の発生を抑制する最適反応制御型高効率無触媒脱硝装置「NeoSNCR®」が「資源エネルギー庁長官賞」を受賞したと発表した。

一般社団法人日本機械工業連合会主催の本表彰は、エネルギーの効率的利用の推進に貢献していると認められる者及び企業その他の団体に対して、優秀な省エネルギー機器の開発の促進および普及を図ることを目的としている。

ごみ焼却施設に適用されるNOx除去装置は、排ガス加熱に多量の蒸気を消費しNOx除去性能60%以上の触媒脱硝装置、または排ガス加熱に蒸気を消費せずNOx除去性能30%程度の無触媒脱硝装置の2種類が主流となっている。「NeoSNCR®」は、ごみ焼却発電施設の燃焼室内において、最適な温度域にアンモニアを吹き込むことにより無触媒でNOx除去性能60%を実現できるため、触媒脱硝装置が不要となる。さらに装置に使用する蒸気量を削減することを可能とし、このたびの受賞に至った。

「NeoSNCR®」の特長は、排ガスの性状や燃焼室内の温度から最適なアンモニア量を決定した上で、燃焼室内に設置した3ヵ所のアンモニア供給ノズルで、反応に適した800~900度の温度域にアンモニアを吹き込むことにより、触媒脱硝装置に匹敵する60~70%のNOx除去性能を実現したことにある。ごみ焼却発電施設に「NeoSNCR®」を導入した場合、蒸気使用量が年間14,206t削減となり、年間2,014MWhの発電量が増加する。これは年間840tのCO2削減に相当する。(※主な試算条件:施設規模300t/日(150t/日×2炉)、年間280日運転、CO2排出係数0.561kg-CO2/kWh)

同社グループは、ごみ焼却発電施設の設計から建設、長期運営まで総合的に取り組んでいる。さらに本装置や燃焼画像認識システムであるCoSMoSなど新技術開発を進め、環境事業のトップメーカーとして地球温暖化対策や資源循環型社会の形成に貢献していく考えだ。

なお、第35回優秀省エネルギー機器表彰では、NTTファシリティーズおよび日立アプライアンスの2社による「データセンタ向け外気冷房型パッケージ空調機(FMACS-V hybrid)」が経済産業大臣賞を受賞した。また、日立造船の本装置のほか、川本製作所の「IE4対応樹脂インペラ給水ポンプ(ポンパーKFEシリーズ)」が資源エネルギー庁長官賞を受賞。その他、11件が日本機械工業連合会会長賞に選ばれた。

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