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インド、国をあげて再生可能な燃料の議論開始 大気汚染・気候変動を意識

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The Energy and Resources Institute(TERI)とTata Motorsは、インドで2日(現地時間)、「Sustainable Fuel for IC Engines in Emerging Nations(新興諸国における内燃エンジン向けの再生可能燃料)」と題する国際会議を開催した。

インドをはじめとする新興国では、輸送セクターにおける内燃エンジンの普及拡大により、大気汚染が大きな課題となっている。本会議では、環境保護と持続可能性の両立に向けて、温室効果ガス(GHG)排出抑制に寄与する代替・再生可能燃料をテーマに議論した。会議は2日間の日程で開催。今後、本会議は隔年開催される。

TERI事務局長のR・K・パチャウリ博士は開会にあたり「インドでは道路輸送が増大し、世界の新興国では内燃エンジンの普及が急拡大しており、環境保護と持続可能性を確保するために輸送セクターで使用する燃料の選択を全面的に分析する必要に迫られている。インドの都市やハイウェイの大気汚染によって、インドは新興諸国と同様に、未来に向けた方向性を定めるために現状および燃料の選択について詳細な評価をする必要がある。今回の会議は再生可能燃料の将来を規定し、輸送セクターにおける環境品質、供給の確保、持続可能性に寄与する政策および戦略の根拠を提供する」と語った。

インドのニティン・ガドカリ道路輸送・高速道路・船舶相は「汚染はインドのあらゆる都市の最大の問題である。2番目の問題は、われわれが石油製品、石炭、ガスを輸入し、このために大きな出費をしていることである。わが政府はバイオ燃料、再生可能燃料の可能性について入念な評価を行っている。

エタノールを使用した最初のバスは3カ月前からナグプールで定期運行しており、これまで成功を収めている。われわれはバイオディーゼルとバイオCNGの実験も行っている。インド経済および国家が代替および再生可能な燃料を最優先すべきときは今である。さらに、われわれは需要に応えるために『Make in India(インドで製造)』キャンペーンを推進し、国産の専門技術を活用することも望んでいる」と語った。

世界の気温が20度以上に上昇することを回避するためには、GHGレベルを450ppmに制限する必要があることは広く認められている。これ以上のレベルになると気温が上昇し、破滅的結末をもたらす可能性がある。この流れを食い止めるには、全体のGHGレベルを2050年までに80%削減する必要があると予測されている。

The Energy and Resources Institute(TERI)は、エネルギーの効率的な利用と天然資源の持続可能な使用が、発展を推進させるという信念に基づいて研究活動を展開している。Tata Motorsはインドの自動車メーカー。

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