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下水処理場のメタンガス、燃料電池で発電 FITで年間168万kWh売電

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下水処理場のメタンガス、燃料電池で発電 FITで年間168万kWh売電

メタウォーター(東京都千代田区)は、長野県松本市の下水処理工程で発生したバイオガスを発電に利用するため、燃料電池を使用した消化ガス発電設備の運転を2月より開始する。

この「両島浄化センター」では、年間約110万立米のバイオガス(メタン等)が発生している。これまでは、消化槽の加温に3~4割を使用するものの、残りを焼却処分しており、十分有効利用しているとは言いがたい状況であった。

今回の事業では、このガスを改質器に通して水素を発生させ、燃料電池に供給して年間約168万kWhもの電力を取り出す。これは一般家庭の約490世帯分の年間電力使用量に相当する。発電効率が高く、メンテナンスが容易、化学反応を利用して発電するため、騒音・振動がほとんどなく、排ガスの発生がないなどの特徴がある。

さらに、同設備はコジェネレーションシステムも実装しており、電力だけでなく排熱も温水として回収、汚泥消化設備の加温エネルギーとして有効利用できる。

同事業は松本市が発電事業主体となり、さらに売電により維持管理費の低減を図る。売電については、電力販売の入札を実施したことで、落札したエネット(東京都港区)に対し固定価格買取制度で定められている39円/kWh(税抜)を上回る単価で販売する。工事費は税込みで約4.4億円。売電期間は2015年2月から20年間。

(写真右)挨拶する坪田副市長、(写真左)テープカットの様子

(写真右)挨拶する坪田副市長、(写真左)テープカットの様子

2月6日には、この事業を記念して、松本市の主催で「両島浄化センター 消化ガス発電設備 竣工披露式」が開催された。

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