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家畜のフン、どう利用する? バイオマス利用など、政府の基本方針で意見募集

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農林水産省は、畜産環境をめぐる情勢の変化等を踏まえて、「家畜排せつ物の利用の促進を図るための基本方針」を見直することとし、その骨子案に対する国民からの意見募集を開始した。

新たな基本方針は2025年度(平成37年度)を目標年度とし、家畜排せつ物の利用の促進を総合的かつ計画的に図る上での必要事項が示されているもの。柱とする方向性として、1.耕畜連携の強化等による堆肥利用の推進、2.家畜排せつ物のエネルギー利用の推進、3.畜産環境対策の推進、の3つが示されている。現行の基本方針は平成19年3月に策定され、来年度までを目標年度としている。

現在、畜産環境をめぐる情勢として、家畜排せつ物の管理基準は順守されているものの、堆肥の地域的な偏在があり、十分な利用が進まない地域もある。さらに再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)により、家畜排せつ物のエネルギー利用が増加する一方、送電に係るインフラの問題も発生、また、養豚農業振興法において資源循環型社会の形成が位置付けられるなど、新たな課題や動きがみられている。新しい基本方針では、こうした課題等に対応した体制を整備する。

方向性とリンクする骨子案のポイントは下記3点。

1.家畜排せつ物の堆肥化の推進

水田農業政策の見直し等により飼料用米等自給飼料の生産・利用の拡大を通じた耕畜連携が進展し、また、養豚農業振興法において資源循環型社会の形成が規定された。この動きを受けて、堆肥の地域内・外での利用を一層推進する。

2.家畜排せつ物のエネルギー利用の推進

送電に係るインフラの問題や、収益性への効果も見極めた上で、エネルギー利用を推進する。

3.畜産環境問題への対応

混住化の進展による周辺住民の苦情問題の深刻化や、環境規制の強化が懸念される。このため、機械・施設の整備、有効な処理技術の導入による臭気・排水対策の強化を推進する。

骨子案に対する意見募集の期間は3月2日(月)~3月9日(月)※17:00必着(郵便の場合は消印有効)。意見はインターネット、郵送又はFAXにより提出する。詳細は農林水産省のサイトを参照のこと。

【参考】
農林水産省 - 「家畜排せつ物の利用の促進を図るための基本方針(骨子案)」に対する国民の皆様からの御意見の募集について

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