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アジャスト式架台、シート型… 急な傾斜地での太陽光発電はどれがいい?

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アジャスト式架台、シート型… 急な傾斜地での太陽光発電はどれがいい?

NTTファシリティーズ(東京都港区)は、アドテック富士(愛知県岡崎市)と共同で、傾斜地の有効利用を目的とした傾斜地向け太陽光発電設備を検討し、山梨県北杜市長坂町夏秋地区へ実証設備を導入した。

実証設備の施工にあたっては、山梨県北杜市の協力を得て、同市営「北杜サイト太陽光発電所」の近くで実証設備の構築と施工性の検証を実施。実証設備の構築においては、架台構築における作業性や安全性の比較のため、「小型基礎を採用した埋込型架台」「アジャスト型架台」「シート型太陽電池」の3種の工法を開発、採用した。また、重量物である太陽電池モジュールの課題への配置を安全かつ簡易に実現するための施工装置をアドテック富士にて開発し、現地での試験などを含め機能向上が進められている。

アジャスト型架台
シート型太陽電池

両社は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「太陽光発電多用途化実証プロジェクト」にて共同で採択を受け、太陽光システムの導入が進まない未導入分野の一つである傾斜地における太陽光発電導入を目指した新たな施工技術の開発を2013年度より進めている。同実証事業では、発電量増加や設置コスト低減などにより、未導入分野である傾斜地への太陽光発電導入を実現するための技術開発・実証を行い、その効果について検討している。

今後はNEDO事業が終了する2016年2月まで傾斜地における発電特性データの収集を行い、発電コスト評価を進めると同時に、並行してさらなる施工性向上に向け検討する。

なお、同社が運営している太陽光発電実証サイト「Fソーラーリサーチパーク」では、第2期構築エリアを増設した。同パークは「北杜サイト太陽光発電所」に隣接する約4万平方メートルの敷地内に設置され、2012年2月に運用開始し、現在は各種技術検証や実証研究が実環境下にて行われている。

Fソーラーリサーチパーク

2011年度に第1期構築エリアとして、国内外(日本、韓国、中国、インド、台湾)のメーカの太陽電池モジュール16種類を導入し、233kW(約7,000平方メートル)の設備を構築し、各種評価・検証を行ってきた。今回、新たな技術・進歩に追従するため、第2期構築エリアとしてさらに130kW(約3,600平方メートル)の設備を拡張し、最新太陽電池モジュール9種類の導入と新規開発架台や検証システムを追加し、実環境下での評価を開始した。今後も、技術革新や検証項目の追加にあわせた拡張を行い、最終的には2MW級の設備構築を計画している。

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