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海洋エネルギー利用 海への環境影響や、機器が受ける影響は?

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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「国内外の海洋エネルギー利用事例における海域等への影響に関する調査」および「海洋エネルギー発電技術に係る生物付着影響の調査および対策の検討」の委託予定先を決定した。

「国内外の海洋エネルギー利用事例における海域等への影響に関する調査」では、海洋エネルギー利用に関して、国内外の先行事例を中心に発電装置が海域などへ与える影響などに関する情報を収集・分析し、わが国において海洋エネルギー利用が普及するうえで必要となる課題などについて整理する。委託予定先は、電力中央研究所(東京都千代田区)、三菱総合研究所(東京都千代田区)。

「海洋エネルギー発電技術に係る生物付着影響の調査および対策の検討」では、海洋エネルギー発電技術の実用化を実現するため、様々な国や地域において先行的に実施されてきた海洋エネルギー発電設備や海洋構造物の生物付着の防汚事例やその対策などについて調査する。委託予定先は、電力中央研究所(東京都千代田区)、海洋生物環境研究所(東京都新宿区)。

事業期間は、いずれもNEDOが指定する日から2015年9月30日まで。

事業の背景

海洋エネルギーはまだ実用化した事例はないものの、今後事業化した際には、発電装置を設置することによる海域等への影響を考慮しなければならない。例えば、ブレードや発電機が発する水中音や海洋エネルギー利用機器などが周辺環境へ与える影響(魚礁効果含む)が挙げられる。

また、海洋エネルギー利用による発電方式では、長期間、ブレードや発電装置等の発電設備を海水中で使用するため、機器の材料については、腐食を考慮した設計や対策を講じる必要があることが既に知られている。

さらに近年、実証試験等を実施するにつれて、海洋エネルギー発電装置が海中に設置された場合に、発電装置の一部に海洋生物などが付着し、発電装置などのパフォーマンスや耐久性などに影響を与えることが問題視されつつある。

この影響は想定以上に大きく、発電出力の低下を招くと共に、付着する箇所や生物量によっては、発電機能の停止や発電装置の故障になる可能性が懸念されている。

【参考】
NEDO - 「国内外の海洋エネルギー利用事例における海域等への影響に関する調査」に係る実施体制の決定について
NEDO - 「海洋エネルギー発電技術に係る生物付着影響の調査および対策の検討」に係る実施体制の決定について

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