「人工光合成」による太陽光からの水素製造 エネルギー変換効率2%達成

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※画像はイメージです
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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)は、太陽エネルギーを利用した光触媒による水からの水素製造(人工光合成の一種)で世界最高レベルの太陽エネルギー変換効率2%を達成した。

今回、可視光領域の光を吸収する水素および酸素発生用光触媒の中で組み合わせの最適化を図り、シート状に成形した光触媒を用いて、性能評価のためにパラレルセルを作成し、太陽エネルギー変換効率を測定。その結果、太陽エネルギー変換効率の最高値2.2%、1時間平均値で1.95%を達成した。この値は現段階で世界最高レベル。さらに、将来の実用化を想定して、水素および酸素発生用光触媒を同じ基板上に成形した混合型光触媒シートも開発し、水素と酸素の発生を確認した。

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