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下水道の革新的な技術実証事業(B-DASHプロジェクト)、新たな支援先4件決定

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国土交通省は、下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)を実施しており、今回、特定の技術について、事業の提案を募集し、学識経験者からなる「下水道革新的技術実証事業評価委員会」による厳正な採択審査を行い、実施技術を選定した。

今回、募集した事業提案は、「複数の下水処理場からバイオガスを効率的に集約・活用する技術」、「バイオガスからCO2を分離・回収・活用する技術」、「都市域における局所的集中豪雨に対する降雨及び浸水予測技術」、「設備劣化診断技術」の4技術。

その中で、選定された実施事業は以下の通り。

複数の下水処理場からバイオガスを効率的に集約・活用する技術

3箇所の下水処理場から発生するバイオガスをメタン精製装置で精製し、吸着剤を充填した吸蔵容器を用いて、1箇所に運搬し発電する。同技術を導入し、集約効果や吸着剤活用効果等によるエネルギー効率の向上等を実証する。

  • 実施者
    JNCエンジニアリング・吸着技術工業・九電工・シンコー・山鹿都市ガス・熊本県立大学・山鹿市・大津町・益城町共同研究体
  • 実証フィールド
    大津町浄化センター、益城町浄化センター、山鹿浄水センター

バイオガス中のCO2分離・回収と微細藻類培養への利用技術実証事業

下水処理場のメタン発酵槽において発生するバイオガスからCO2を高濃度で分離回収し、回収したCO2と脱水分離液で微細藻類(ユーグレナ)の培養を行い、CO2の活用効率や安定性、微細藻類の生産量や品質、脱水分離液による返流負荷の低減効果等を実証する。

  • 実施者
    東芝・ユーグレナ・日環特殊・日水コン・日本下水道事業団・佐賀市共同研究体
  • 実証フィールド
    佐賀市下水浄化センター

都市域における局所的集中豪雨に対する雨水管理技術実証事業

「都市域レーダシステム」、「短時間降雨予測モデル」、「高速流出解析システム」を組み合わせた雨水管理技術を導入することにより、下水道施設の能力を最大限活用するための運転支援、自助・共助の促進に係る情報の活用等について検証し、浸水被害軽減効果等を実証する。

  • 実施者
    メタウォーター・新日本コンサルタント・古野電気・江守商事・日水コン・神戸大学・福井市・富山市共同研究体
  • 実証フィールド
    福井市、富山市

設備劣化診断技術

ICTを活用した下水道施設の劣化状況把握・診断技術の実証

従来の定性的な劣化状況把握及び時間計画保全から、自動かつ定量的劣化把握による設備診断の高度化・効率化および予測精度向上を目指したセンシング技術とビッグデータ分析技術を導入し、下水処理設備のライフサイクルコスト縮減効果等を実証する。

  • 実施者
    ウォーターエージェンシー・日本電気・旭化成エンジニアリング・日本下水道事業団・守谷市・日高市共同研究体
  • 実証フィールド
    守谷浄化センター、日高市浄化センター

ICTを活用する劣化診断技術および設備点検技術実証事業

下水道設備の劣化状態を安価に常時監視するシステムと、日々の点検情報を見える化するタブレット点検システムにより、設備の維持管理費の縮減及び効率的な設備更新を目的とするICT(情報通信技術)を実証する。

  • 実施者
    水ing・仙台市共同研究体
  • 実証フィールド
    仙台市広瀬川浄化センター、郡山ポンプ場、霞目ポンプ場、国見第一ポンプ場

B-DASHプロジェクトとは、新技術の研究開発および実用化を加速することにより、下水道事業におけるコスト縮減や再生可能エネルギー創出等を実現し、日本企業による水ビジネスの海外展開を支援する事業。

【参考】
国土交通省 - 下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の実施技術の選定について

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