
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、主に洋上風力発電の開発支援にフォーカスし、風力発電の導入拡大に必要な情報を一元化した風況マップを作成する事業者などの募集を開始した。
これは「風力発電等技術研究開発/洋上風力発電等技術研究開発」における「洋上風況観測システム実証研究(洋上風況マップ)」として実施される。具体的には「洋上風況シミュレーションモデルの開発」「洋上風況マップに必要な構成要素の整備」「洋上風況マップ閲覧システムの開発」「技術委員会の組織・運営」を行う。公募期間は6月15日まで。委託先決定は7月下旬の予定。
現在、日本は風力発電をはじめとした再生可能エネルギーの大量導入の時代を迎えている。これまで陸上風力発電の適地選定にNEDOの風況マップが果たした役割は大きいが、洋上風力発電計画の策定に必要な風況をはじめとする、水深、海底地質等の環境情報や港湾区域、航路などの社会環境情報など種々の情報が一元的に把握できる、洋上風力発電に特化したマップは存在しておらず、その整備が強く望まれている。
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