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日本のエネルギーインフラ技術をアジアに輸出しよう! 政府が新組織を発足

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日本のエネルギーインフラ技術をアジアに輸出しよう! 政府が新組織を発足

経済産業省は25日、インフラ輸出等を通じたエネルギー産業の国際展開を推進する新たなイニシアティブ「Enevolution(エネボルーション)」を立ち上げたと発表した。今後、産業界や国際開発金融機関等と連携し、案件発掘と支援のパッケージ化等の取組みを促進する。

「Enevolution」は、日本が有する豊富なエネルギー政策立案の経験や全分野での優れた技術を総動員し、アジアなど新興国のニーズに応じて、エネルギー問題の包括的な解決策をワンストップで提供するイニシアティブ。

アジアなど新興国のニーズに応じ、エネルギー戦略や政策づくり、インフラプロジェクトへの参画、人的・資金的支援ツールの提供などを組み合わせ、包括的な解決策をワンストップで提供していく。このため、資源エネルギー庁内に新たに「エネルギー産業国際展開推進室」を設置した。

5月23日および24日、フィリピン・ボラカイにおいて開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易大臣会合に出席した宮沢洋一経済産業大臣は、21日に安倍総理が発表した「質の高いインフラパートナーシップ」を紹介し、エネルギー分野においては、アジア経済のニーズに応じてエネルギーインフラ整備など包括的な協力を行っていくことを表明した。

「質の高いインフラパートナーシップ」では、アジア地域の膨大なインフラ需要に応えるため、アジア開発銀行(ADB)と連携し、今後5年間で従来の約30%増となる約1,100億ドルの「質の高いインフラ投資」をアジア地域に提供していく。

「Enevolution」の概要は以下のとおり。

背景・目的

東南アジア等新興国では今後20年でエネルギー需要が8割増加し、エネルギー輸入依存度が高まる中、エネルギー安定供給の確保に必要なインフラ需要は1兆ドルと見込まれる。

これらの国々ではエネルギー戦略や国家規模のエネルギーインフラ計画が策定されつつあり、これに対応したインフラ整備支援が期待されている。

「質の高いインフラパートナーシップ」を活用しつつ、高効率で信頼性の高いエネルギーインフラの整備を進め、アジアの人々の「生活の質」の改善を目指す。

具体的な取組み

  1. 主要なエネルギー新興国等と官民一体の政策対話を実施。
  2. 産業界のみならず国際開発金融機関等と一層連携し、徹底的な案件発掘と支援のパッケージ化を促進。
  3. エネルギー分野の「インフラの質」の向上に向けた国際的制度の整備を加速。

今後の予定

  1. 年内に、インド、インドネシア、タイ、ミャンマー等との間でエネルギー政策対話を実施する。
  2. アジア開発銀行(ADB)とのエネルギー政策対話(5月実施)を皮切りに、ADBとの協力を強化する。
  3. 産業界と連携し、案件発掘と支援を行うため、6月を目処に、「インフラ輸出等を通じたエネルギー産業の国際展開に係る協議会(仮称)」を設置する。
  4. エネルギー関連国際会議において、エネルギー分野の「インフラの質」の向上に向けた取組みを提案していく。

【参考】
経済産業省 - インフラ輸出等を通じたエネルギー産業の国際展開を推進する「Enevolution」イニシアティブを立ち上げました

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