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自動車のリサイクル制度、新しくしようと思うんだけどどう? 経産省が意見募集

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経済産業省は、産業廃棄物・自動車リサイクルに関する会合において、「自動車リサイクル制度の施行状況の評価・検討に関する報告書(案)」をとりまとめ、公表した。また、同案について広く国民から意見を聴くため、同省は2015年7月24日(金)から8月24日(月)まで、パブリックコメントを行う。

今回の意見募集対象は、「自動車リサイクル制度の施行状況の評価・検討に関する報告書(案)」内の以下の項目。

  • 自動車リサイクル制度の現状と評価
  • 自動車リサイクル制度の「あるべき姿」とその実現に向けた基本的方向性
  • 自動車リサイクル制度の「あるべき姿」の実現に向けた課題と具体的取組

日本の自動車リサイクルシステムは、自動車が付加価値の高い高度な加工組立製品であることを背景に、法律施行以前より、1.自動車販売業者等を通じた解体業者への引渡し、2.解体業者による有用部品等の回収、3.シュレッダー業者等による破砕処理を通じた鉄・非鉄金属等の再生利用、という市場を活用した処理ルートが大筋確立されていた。

しかし、1997年に使用済み自動車リサイクルについてのガイドラインが策定された後、シュレッダーダストの最終処分費が高騰の一途をたどり、また鉄スクラップ価格の不安定な変動により、従来のリサイクルシステムが機能不全に陥った。また、カーエアコンやエアバッグ類が搭載される車両が増加し、フロンガスやエアバッグ類のガス発生剤の環境に与える影響、さらに、廃油・廃液などの適正な回収・処理についても、制度としての対応が求められるようになった。

さらに、自動車リサイクル法に基づく新たなシステムに対しては、生産からリサイクル・処理までを自動車製造業者・輸入業者が中心となって役割を分担し、システム全体にかかる社会コストが最小化されることが求められるようになった。

そのため、使用済自動車のリサイクル率が向上し、環境保全上の支障がないような新しい仕組みを構築し、使用済自動車についての持続的な資源の有効利用と適正処理を確保することが必要となる。

今回公表された「自動車リサイクル制度の施行状況の評価・検討に関する報告書(案)」には、中古車・部品の取り扱い、不法投棄に関するデータ、リサイクルシステムの内実などの対策・成果・課題についてまとめられている。

同省がパブリックコメントを行う目的としては、これらの対策や課題について、一般からの視点を取り入れ、更なる自動車リサイクル制度の充実を図るためである。

意見募集期間は2015年7月24日(金)~8月24日(月)必着。

提出方法は政府ウェブサイトの意見提出フォームか、意見提出用紙の様式に従い、郵送・FAX・電子メールのいずれかの方法で提出すること。

【参考】
経済産業省 - 「自動車リサイクル制度の施行状況の評価・検討に関する報告書(案)」に対する意見募集

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