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福井県に玉レタスを量産する植物工場 将来は中東でハラル野菜栽培も

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福井県に玉レタスを量産する植物工場 将来は中東でハラル野菜栽培も

福井県美浜町に、新たな完全人工光型植物工場が設置される。結球(玉)レタスを量産できる植物工場としては日本国内で2番目、操業開始は2016年1月の予定だ。

6次産業化で販売先や物流のリスクを軽減

この植物工場を納入したのは大気社(東京都新宿区)。植物工場の運営や農業コンサルティング、機能性野菜の輸出入を手掛ける株式会社NOUMANN(福井県美浜町)が運営する。

また、今回の事業では福井県小浜市で「小浜植物工場グリーンランド」を運営する株式会社木田屋商店が量産指導などについて協力体制をとる。この協力体制により、経営安定化に向けて課題となる量産化・販売先・物流の支援まで、一貫したサービスが提供可能となり、生産から加工までワンストップで行う6次産業化を目指す。

工場では主に結球レタスとリーフレタスを栽培し、そのまま食べられるレタスミックスのパックとして出荷することを計画している。操業開始時の生産量はリーフレタスに換算すると1日当たり約6,400株だ。

国際的な衛生管理手法、HACCP対応の植物工場

今回納入される完全人工光型・水耕栽培植物工場システム、「大気グリーン ファーム」は、食品を安全で衛生的に製造・加工するための管理方法であるHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)にも対応可能な設備を備えている。

また、育苗ラインに従来比3倍の高密植法を採用し、小浜植物工場グリーンランドにて開発・実証された高密植LED育苗装置を設置した。その結果、苗揃いが上がるとともに、栽培棚の利用効率を大幅に向上させた。

今回の計画は遊休工場の全面改装。工場拡張スペースが十分にあることから、将来的には生産量を1日26,000株まで増産し、海外へ輸出することも視野に入れている

将来は中東で野菜栽培?!

野菜の安全性や品質に対する需要はますます高まる傾向にあり、工場野菜の市場規模は今後大きく成長する、と大気社は見込む。

同社では海外における植物工場プロジェクト(ベトナム・ロンアン省)も手がけており、屋外での野菜栽培が難しい中東などイスラム圏での展開も想定し、ハラル認証の取得に向けた準備も進めている。一部のイスラム教の解釈では、生野菜の生産プロセスにおいても、肥料に豚のフン等を由来とするものが含まれる可能性や、野菜の加工・包装時に手や刃物の除菌にアルコールが使用される場合をハラルとしない場合がある事を考慮し、同認証の取得を検討する。

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