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気象衛星のデータで数時間先の太陽光発電量を予測するシステム「アポロン」

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気象衛星のデータで数時間先の太陽光発電量を予測するシステム「アポロン」

関西電力は、気象庁の衛星画像を利用し、数時間先までの太陽光発電量を予測するシステム「アポロン」を開発した。同社はこのシステムを、2016年3月を目処に中央給電指令所に導入する予定だ。

同社はこれまで、翌日の太陽光発電による発電量の予測を、天気予報の情報をもとに行ってきたが、翌日予想は外れることがあり、今後さらに太陽光発電の普及が進んだ場合、受給制御に懸念があった。また、現在の発電力の把握には、気象庁の「日射計データを利用していたが、観測点が少ないため、誤差が大きいという問題があった。日射計を使わずに発電量を把握するシステムの導入は、電力会社としては初の試みとなる。

「アポロン」を活用した予測

  1. 衛星画像の雲の種類や、1キロ四方ごとの雲の状況から高度を分析
  2. 高度別の風向風速から雲の動きを予測
  3. 予測した日射量を活用し、3分刻みで3時間半後までの太陽光の発電量の変化を予測することができる。

電力を安定供給するためには、管轄地域内の電力需要と供給量を常に一致させるための「需給制御」が不可欠だ。この制御がうまく機能しなければ、周波数が大きく変動し、精密機械の動作不良を引き起こしたり、さらには発電機の停止や大規模停電が起こる可能性がある。

なお、このシステムは、需要家の「再生可能エネルギーの普及促進への積極的な取り組みを求める声」にこたえ、開発されたもの。同社は、太陽光発電などの、天候により発電量の予測が難しい再生可能エネルギーが、電力系統へ与える影響を懸念するが、一方で再生可能エネルギーを受け入れられる仕組み作りを目指しており、太陽光発電が更に普及しても対応できる、電力の安定供給を目指す。

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