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薄膜系太陽電池、セル変換効率22.3%に NEDOとソーラーフロンティアが開発

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薄膜系太陽電池、セル変換効率22.3%に NEDOとソーラーフロンティアが開発

12月8日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、ソーラーフロンティア(東京都港区)との共同研究で、CIS系薄膜太陽電池のセルにおいて変換効率22.3%を達成したと発表した。

この変換効率は、薄膜系太陽電池の世界記録21.7%を、0.6ポイント上回る成果だ。この値は、欧州の大手応用研究機関、フラウンホーファー研究機構(ドイツ)で検証されたもの。

今回の開発で変換効率を向上させた要因は、共同研究先のソーラーフロンティアが、太陽光を吸収するCIS光吸収層の表面部分の品質を向上させたことや、太陽電池内部の境界面の形成技術の改良によるもの。

同社は、同製品を、大面積での面内均一性と製造プロセス再現性の確認などの検証を行った後、実用化する予定だ。また、この薄膜太陽電池のセル(約0.5平方センチメートル)は、同社の主力工場である国富工場(宮崎県国富町)で採用している技術と同じ製法で作られており、量産にも適しているため、市販製品への早期の応用が期待される。

NEDOは、2030年までに太陽光発電の発電コストを、従来の火力発電並みの7円/kWhにすることを目指し開発を進めている。特に薄膜系太陽電池は、省資源で生産性に優れ、低コスト化を見込めるため、さらなる変換効率の向上が期待される。

今回の研究開発は、2010年度から2014年度まで行われたNEDOの「太陽光発電システム次世代高性能技術の開発」プロジェクトにより実施された。

【参考】
NEDO - 薄膜系太陽電池で世界最高の変換効率を達成 ―NEDOプロジェクトによりCIS系で22.3%―

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