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東京電力など、8つの太陽光発電所を細かく出力制御する実証試験をスタート

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東京電力など、8つの太陽光発電所を細かく出力制御する実証試験をスタート

東京電力は、多数の太陽光発電設備の発電出力の把握ときめ細やかな出力制御を行うシステムの構築を目的とする実証事業において、16日、出力制御実証試験を開始したと発表した。

具体的には、早稲田大学EMS新宿実証センター(※1)に設置した出力制御指令の発信を行うサーバーと、東京電力サービスエリア内の8ヶ所の太陽光発電設備等を双方向通信で結び、リアルタイムで発電状況等を把握しながら、よりきめ細やかな出力制御を行う。これにより、出力制御量をできるだけ少なくすることを目指し、中長期的観点に立った出力制御システムの構築を進めていく。

本実証事業は、経済産業省の補助事業「次世代双方向通信出力制御緊急実証事業」の採択を受け、京セラやNEC、東京大学など18の大学・企業等と協力して進めているもの。実証期間は、2015年6月5日~2016年2月29日。

実証試験実施地点

実証試験実施地点

本実証事業の主な目標

  1. 出力制御指令を行うサーバーと制御対象の全ての発電所を双方向通信で結び、リアルタイムに発電状況を把握することで、きめ細かい出力制御による全体制御量の低減。
  2. 信号プロトコルには、デマンドレスポンスの国内標準として推奨されているOpen ADR 2.0bを採用し、太陽光発電の出力制御だけでなく、分散型エネルギー全般のコントロールを共通のフォーマットで行う環境の構築を目指す。
  3. 早稲田大学EMS新宿実証センターのスマートハウス環境(※2)や同社技術開発センターの設備を活用して、HEMS(家庭用エネルギー管理システム)との連係による余剰電力の有効活用について実証試験を行う。この試験では、出力制御指令が出された際に、HEMSと連係することで、家庭内のエネルギー機器の利用時間のシフトや蓄電を行い、太陽光発電の発電エネルギーを抑制することなく有効活用することを目指す。

※1:早稲田大学EMS新宿実証センター
経済産業省が中心となって進めている、「スマートハウス・ビル標準・事業促進検討会」の検討の成果として、2012年11月に設立。スマートハウス環境や電力系統(配電系統)の状態を検証するシミュレータ等を備え、様々なエネルギー利用に関する検証を行うことが可能。

※2:スマートハウス環境
HEMSと各種エネルギー機器(エアコン、ヒートポンプ式給湯機、電気自動車プラグインハイブリッド車蓄電池燃料電池等)を備え、これらが標準通信プロトコルであるECHONET-Liteで連係され、住宅内のエネルギーの最適利用を実現する各種試験評価が可能な施設。

【参考】
東京電力 - 「次世代双方向通信出力制御緊急実証事業」における実証試験の開始について

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