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滋賀県、管理下の治水ダムで水力発電所(900kW)建設へ

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滋賀県、管理下の治水ダムで水力発電所(900kW)建設へ

滋賀県は18日、再生可能エネルギーの導入を図るため、県が治水ダムとして管理している姉川ダムにおいて進めている水力発電所の設置・運営事業について、いぶき水力発電(滋賀県米原市)と管理に関する協定を締結したと発表した。

本事業は、姉川ダムが下流に放流する水を活用し、最大出力900kW、年間発生電力量約470万kWh(米原市の世帯の約10分の1にあたる1,300世帯が1年間に消費する電力に相当)の水力発電所を設置・運営するもの。本年1月21日に工事着工、12月に発電を開始する予定。

事業を実施する姉川ダムの有効落差は52.72m。渇水流量(バルブ放流量)は0.86立米/s。

いぶき水力発電が本水力発電所の設置・運営事業者となり、今後、同県と姉川ダムを共同で管理することになる。

治水ダムに潜在する再エネを活用

同県は管理する治水ダムに潜在する再生可能エネルギー開発の一環として、姉川ダムが下流に補給する水を活用し、治水ダムとしての運用に支障がない範囲で発電を行う水力発電所の設置・運営を行う事業候補者の公募を実施。

2015年2月に、事業候補者として、山室木材工業(米原市)とイビデンエンジニアリング(岐阜県大垣市)で構成される連合体を選定。発電所の運用開始に向けて、協議を行ってきたが、今回2社が設立したいぶき水力発電と、姉川ダムおよび姉川ダム発電所の管理に関する協定を締結した。

両社による連合体を事業候補者に選定した理由として、安全に配慮した設計・施工計画であることや、地元企業であることを生かし、米原市内と岐阜県大垣市の2カ所から発電所を遠隔監視し、異常時に即応できる体制を取る計画となっていること、また、地域貢献として、災害等非常時に会社の総力を挙げて避難場所の提供や復旧支援にあたることを盛り込んだことをあげている。

同県では、2013年3月に策定された滋賀県再生可能エネルギー振興戦略プランの基本方針の1つである「自然環境に配慮した、エネルギー自給、防災、低炭素社会づくりなど総合的な視点からの取り組み」に基づき、本事業を推進してきた。

【参考】
滋賀県 - 姉川ダムおよび姉川ダム発電所の管理に関する協定締結

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