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「北側斜面」メガソーラー 複雑地形でも日陰にしない「アレイ割付プログラム」使用

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「北側斜面」メガソーラー 複雑地形でも日陰にしない「アレイ割付プログラム」使用

戸田建設は21日、宮崎県宮崎市において、NECキャピタルソリューション100%子会社のリニューアブル・エナジー・マネジメント合同会社と共同で建設してきたメガソーラーが竣工したと発表した。

この「宮崎国富メガソーラー発電所」のモジュール容量は4,276.86kW(255W 16,772枚)。モジュールメーカーはハンファQセルズジャパン。売電価格は36円/kWh。設計監理・施工は戸田建設が行った。

この発電所の特徴として、メガソーラーの建設には適さないとされる、山の北側斜面に位置する約93,400m2(約28,200坪)の敷地を4段階の高さに整地造成し、日射を確保してパネルを配置したことをあげる。

パネル配置計画に当たっては、長崎県長崎市において、昨年5月に竣工した「長崎田手原メガソーラー発電所」(発電容量13.2MW)で開発した「パネル配置プログラム」を使用。パネル同士で日影を発生させないように最適なパネル配置を計画した上で施工を進めた。

パネル配置プログラムについて

「長崎田手原メガソーラー発電所」は、戸田建設がダイヤモンドソーラージャパン(三菱商事100%出資会社)、三菱UFJリースと共同で建設した。

建設地は、一部造成が完了したゴルフ場の跡地約112haのうち、約28haを活用。現状の敷地を大規模な造成をすることなく利用したため、ゴルフ場特有の複雑な起伏が残っていた。この状態で、アレイ(太陽光パネルを架台に設置したもの)の基礎を施工した場合、隣接するアレイ間で日影を生じさせないように、地盤高低差に応じて必要離隔を確保する必要があり、測量・位置出しが煩雑であることが予測された。

そこで、効率的なアレイ配置計画を行うために、3Dレーザースキャナで地形を測量した後、現況地形を3DCAD化(仮想の3次元空間上に、CADソフト等のツールを使って立体的な形状を作っていくこと)し、そのデータを基に独自開発したアレイ割付プログラムを活用し、配置図面を作成した。

これにより、冬至日の9時、15時にもパネル同士で日影は生じなくなった。このプログラムは汎用性が高いことから、今回の「宮崎国富メガソーラー発電所」でも活用された。

太陽光以外の再エネを新たな事業の柱に

同社は本発電所の竣工により、発電事業者として九州地方で3件、東北地方で1件、合計4物件(合計21.6MW)のメガソーラーを保有することになる。

同社が発電事業者となるメガソーラーの建設はこのプロジェクトでひとまず終了する。現在は、浮体式洋上風力発電を中心とした太陽光以外の再生可能エネルギーの技術展開に取り組んでおり、新たな事業の柱として育てていく考えだ。

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