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秋田県の風力発電に環境大臣意見 ブレード塗装で渡り鳥に配慮を

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環境省は、1月25日、A-WIND ENERGY(秋田県秋田市)が進める「(仮称)潟上海岸における風力発電事業」の環境影響評価準備書について、環境大臣意見を発表した。

環境大臣意見では、対象事業実施区域の周辺にある多数の住居や学校などに対し、騒音や風車の影による影響が懸念されるため、風力発電設備の配置や機種などを再検討し、調査や予測・評価を再度実施することなどを述べた。また、多数の渡り鳥などが対象事業実施区域を通過しているため、バードストライクを低減する措置を講ずることも意見された。

今後、事業者は、環境大臣や関係自治体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成などの手続きをする必要がある。

ブレード塗装で視認性を高め、渡り鳥に配慮を

対象区域内ではオオタカなどの猛禽類の生息・営巣が確認されているほか、集団渡来地である「八郎潟調整池」から飛来する多数のガン類・ハクチョウ類が対象事業実施区域を通過していることから、重要な鳥類に対する重大な影響が懸念されている。特に渡り鳥については、ブレード回転領域の高度を通過していることが明らかとなっていることから、バードストライクの危険性が指摘されている。そのため、ブレード塗装など、鳥類からの視認性を高める措置が求められている。


本事業は、秋田県潟上市に、最大で総出力44,650kW(2,350kW級×最大19基)の風力発電設備を新設するもの。

環境影響評価法・電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置・変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書について、経済産業大臣からの照会に対して意見を言うことができるとされている。

※環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価、環境保全対策の検討を実施した結果などを示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。

【参考】
環境省 - (仮称)潟上海岸における風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

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