> > 太陽光発電の出力制御とHEMSのデマンドレスポンス、連携させる実証がスタート

太陽光発電の出力制御とHEMSのデマンドレスポンス、連携させる実証がスタート

記事を保存
太陽光発電の出力制御とHEMSのデマンドレスポンス、連携させる実証がスタート

富士通(東京都港区)は、多数の太陽光発電設備の発電出力の把握ときめ細やかな出力制御を行うシステムの構築を目的とする実証事業において、住宅機器をクラウドから制御する住宅用エネルギー管理システム(HEMS)の実証実験を開始した。

本実証事業は、東京電力が経済産業省の補助事業「次世代双方向通信出力制御緊急実証事業」の採択を受けて行っているもの。18の大学・企業等と協力して進められており、2015年12月から開始された。実証期間は2015年12月~2016年2月。

OpenADRとECHONET Liteを連携させる

具体的には、本実証事業では、早稲田大学EMS新宿実証センターに設置した出力制御指令発信サーバーと、東京電力サービスエリア内の太陽光発電設備等(8地点)を双方向通信で結び、リアルタイムで発電状況等を把握しながら、よりきめ細やかな太陽光発電システムの出力制御を行う。

また、太陽光発電の出力制御だけでなく、信号プロトコルにデマンドレスポンスの国内標準として推奨されている通信規格「OpenADR2.0b」を採用し、HEMSの推奨標準プロトコル「ECHONET Lite」(家電の制御、状態の把握などを目的とした通信規格)と連携させ、出力制御可能なHEMSの構築を目指す。

なお、本実証実験では、短期間で効率的なHEMSの構築のため、同社の家電やエネルギー機器のネットワーク制御を行うソフトウェア「スマートセンシングプラットフォーム(SSPF)」が提供するプラグイン技術を用いて、複数の異なるプロトコルやメーカー間のインターフェースを標準化し、クラウドから共通のインターフェースで機器を制御するクラウド型HEMSを実現する。クラウド型HEMSでは、あらゆるサービスアプリケーションをクラウド上で一括管理でき、アプリケーションサービス事業者およびサービス利用者の利便性向上を実現する。

実証実験で機器制御技術を培う

富士通では、住宅などの生活空間、企業におけるオフィスや店舗、工場現場に存在する、多種多様なセンサーや機器を効率的にネットワーク接続し、クラウドからの管理・制御を可能にするネットワークソリューションを提供している。

同社は、今回の実証実験におけるHEMSの構築に用いた、クラウドから統一的なインターフェースで多種多様な機器を制御するネットワーク技術をもとに、新たなIoTサービスの創出に向けて、住宅機器をはじめとするすべてのフィールド機器制御のための効率的かつ高品質なシステムを提供していく予定だ。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.