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IoTとクラウドが実現するスマートシティ 三鷹市などで欧州の都市と通信する実験

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IoTとクラウドが実現するスマートシティ 三鷹市などで欧州の都市と通信する実験

東日本電信電話(東京都新宿区、NTT東日本)などの日本の各社・研究機関は、スマートシティを実現するため、日欧4都市の大気・気象などのセンサデータを一元的に収集・可視化するネットワーク技術などの共同実験を2月15日から実施する。

スマートシティには都市間の情報交換が必要

この共同実験は、日欧の研究機関が共同で実施する「新世代ネットワークの実現に向けた欧州との連携による共同研究開発プロジェクト」(ClouTプロジェクト)と呼ばれるもの。

スマートシティはIT技術などを駆使して街全体のエネルギー・交通・行政サービスなどを管理し、資源や情報を効率的に利用する街のことだが、より高度なスマートシティを実現するためには、円滑な都市間の情報交換が必要だ。

このため、同プロジェクトでは、都市間の情報を一括管理し、今後の都市の課題解決へ役立てる実験を継続して行っている。具体的には、日欧それぞれの持つ研究実績・経験を活用し、モノのネットワーク(Internet of Things:IoT)とクラウドを融合したIoTアプリケーションの共通基盤を構築する。

各都市での実証は完了、次は都市間を接続

これまでは、この共通基盤の基となる「ClouTアーキテクチャ」の策定と、このアーキテクチャに基づくアプリケーション開発を行い、日欧の4都市の三鷹市・藤沢市・サンタンデール市(スペイン)・ジェノバ市(イタリア)の協力のもと、日欧研究機関は各都市をフィールドとして実証実験を過去4回実施してきた。

この実証実験によって、開発したアプリケーションや共通基盤の機能要素が実フィールドでの運用に耐えるものであることが確認でき、またこれらアプリケーションの日欧の異なる都市における活用への期待も高められた。

最終年度となる今年2016年には、日欧それぞれの研究グループが開発・実証してきたシステムをClouTアーキテクチャが定めるAPIにより接続し、日欧4都市の大気・気象などのセンサデータを一元的に収集・管理・加工・可視化する共同実験を実施する。

IoTとクラウドがスマートシティを実現する

近年、あらゆるものがインターネットに接続され新たな価値を生み出すIoTビジネスが注目されている。IoTビジネスの立ち上がりの加速には、アプリケーション開発の負担軽減が重要な課題となっている。

そこで、ClouTプロジェクトでは、IoTアプリケーションをクラウド環境上で効率的に実現する基本アーキテクチャの策定と共通基盤化を進めることで開発者の開発負担の軽減を目指す。そうすることで、スマートシティの実現に貢献しうるIoTアプリケーションを開発し、フィールド実証によりその有効性を検証する。

なお、同プロジェクトは、欧州委員会(EC)が実施する「Framework Programme7(FP7)」と連携して、情報通信研究機構(NICT)が実施するもの。東日本電信電話(東京都新宿区、NTT東日本)、慶應義塾大学SFC研究所、情報・システム研究機構国立情報学研究所、日本電信電話(東京都千代田区)、パナソニックシステムネットワークス(東京都中央区)が、2013年4月から3カ年で受託している。

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