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神戸製鋼の最新型ガス火力発電所 環境大臣意見「CCSなども検討せよ」

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環境省は2月17日、神戸製鉄所(東京都品川区)の火力発電所を建設する「神鋼真岡発電所建設計画」(栃木県真岡市)についての環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

本事業は、株式会社神戸製鋼所が栃木県真岡市の真岡第五工業団地内において、都市ガスを燃料とするコンバインドサイクル発電方式(総出力124.8万kW)の発電所を新たに建設するもの。本事業で発電した電力は、都市ガスの供給元である東京ガスに供給する計画だ。

最新設備の適切な維持や、CCS導入検討を求める

環境大臣意見では、事業者に対し、最新鋭の都市ガス火力発電設備を導入・稼働し、二酸化炭素を確実に削減すること、また、発電段階での低炭素化が確保されるよう、自主的枠組の参加事業者に電力を供給すること、さらには、騒音・振動について対策を講じることを求めた。

さらに、「2050年までに80%の温室効果ガス排出削減」を目指す国の長期目標と足並みを合わせるため、二酸化炭素分離・回収・貯留(CCS)など、今後の二酸化炭素排出削減対策について検討することも求めている。

また、経済産業省には、電力業界に対して、温室効果ガス削減の目標達成に真摯に取り組むとともに、省エネ法や高度化法などの政策的な対応措置に取り組むことを求めた。

火力発電は確実にCO2削減を

火力発電所は二酸化炭素排出量が多いため、コンバインドサイクル発電などの最新技術を用いて、確実かつ大幅に二酸化炭素を削減することが求められている。

環境影響評価法・電気事業法では、出力11.25万kW以上の火力発電所の設置や変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、提出された環境影響評価準備書(※)について、経済産業大臣からの照会に対して意見を言うことができる。

※環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査・予測・評価・環境保全対策の検討を実施した結果などを示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。

【参考】
環境省 - 神鋼真岡発電所建設計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見

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