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レジリエンス・アワード2016でW受賞した、木質資源の有効活用スキーム

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レジリエンス・アワード2016でW受賞した、木質資源の有効活用スキーム

レジリエンスジャパン推進協議会(東京都渋谷区)は15日、防災・減災や先進的エネルギーシステム構築に取り組む企業・団体を表彰する「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」の第2回表彰式を東京・丸ビルホールにて開催した。

本年度新設された二つの表彰では、「先進エネルギー自治体大賞」で福岡県北九州市が、「バイオマス大賞」で岡山県真庭市がグランプリを受賞。また、真庭市は、「先進エネルギー自治体大賞」で金賞を受賞し、ダブル受賞となった。

北九州市のテーマは「市民参加型地域エネルギーマネジメントによる低炭素で災害に強いまちづくり」。同市は、国から「次世代エネルギー・社会システム実証」を行う地域に選定され、2010年度~2014年度の5年間、「北九州スマートコミュニティ創造事業」を推進してきた。現在、本事業で目指した、住民や企業の参加を得て、地域のエネルギーを賢く使い切る「地産地消のエネルギー・マネジメント」の取り組みのさらなる展開を進めている。

北九州市若松区の地域エネルギー拠点化推進事業における発電所建設予定地

北九州市若松区の地域エネルギー拠点化推進事業における発電所建設予定地
火力発電やメガソーラーなどの発電事業者を誘致する(出所:北九州市)

ダブル受賞した真庭市のテーマは「地域産業を軸に『木を使い切り山を生かす』強靭な地域創造」。昨年から稼働した木質バイオマス発電やCLT(直交集成板)構造材活用に向けての事業展開を軸に、地域資源である「木」を使い切ることで、地域の産業強化と循環型産業の仕組みを構築する取組みを提案した。

真庭市まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本的方向(イメージ)

真庭市の「まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本的方向(イメージ)」。
地域資源の活用・循環は同市の戦略にとって中心的位置にある

「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」では、すべての区立中学校に防災部を創設した「荒川区」がグランプリを受賞。LIXIL住宅研究所(東京都江東区)とホンダが2015年11月に発表したコンセプトホーム「次世代レジリエンスホーム『家+Ⅹ』Powered by Honda」が、「特別顧問賞古屋圭司(初代国土強靱化担当大臣)賞」を受賞した。この住宅は、家全体をまるごと包み込む「耐震+制震構造」で、有事には家族を守る避難場所として活用できる。また、搭載する太陽光発電、LPガスを使ったガスエンジンコジェネレーションシステム電気自動車を組み合わせ、平時も有事も住む人に大きなメリットのある仕組みとしている。

「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」とは

「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」は、全国で展開されている次世代に向けたレジリエンス社会構築への取り組みを発掘・評価・表彰する制度として、2014年11月に創設された。強靭な国づくり・地域づくり・人づくり・産業づくりに資する活動・技術開発・製品開発などに取り組んでいる企業・団体からエントリーを募り、2年目となる今回は全国から242件の応募があった。その中から、一次選考(書類審査)と最終審査(審査委員審査)を経て、グランプリ以下各賞の発表と表彰を行った。

また本年度より自治体が積極的に関与した先進的エネルギーシステム構築の取組み事例を表彰するため新設された「先進エネルギー自治体大賞」および協賛団体賞「バイオマス大賞」の表彰も併せて行った。

レジリエンスジャパン推進協議会について

レジリエンスジャパン推進協議会は、国土強靭化担当大臣私的諮問機関「ナショナル・レジリエンス懇談会」の結果を踏まえ、2014年7月に設立された一般社団法人。同協議会の目的は「国土強靭化基本計画」が円滑に達成されるよう、産学官民のオールジャパンでその叡智を結集し、レジリエンス立国を構築していくこと。

国民の生命と財産を守り抜き、さらには日本の産業競争力を高め、事前防災・減災の考えに基づき「強くてしなやかな国」をつくるための「国土強靭化(ナショナル・レジリエンス)」に関する総合的な施策づくりや、その推進に寄与するとともに、できるだけ多くの国民の方に向け、国土強靭化の理解を促進し、行動を誘発していくことをミッションとしている。

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