佐賀県営・中木庭ダムで小水力発電がスタート 既設ダムに民間企業が参画

  • 印刷
  • 共有
※画像はイメージです
※画像はイメージです

佐賀県において1日、県営ダムでは最大規模の中木庭ダム(鹿島市)で、民間事業者による放流水を活用した小水力発電が始まった。九州電力グループの西技工業(福岡県福岡市)、九州電力、九電工の3社による連合体が本発電所を設置・運営する。九州で既設ダムに民間事業者が参画するのは初めて。

中木庭ダムの総貯水容量は680万立米、堤高は69.5m。今回発電を開始した中木庭発電所では、ダムの放流方法を変えずに発電(従属発電)を行う。最大出力は約196kW、最大使用水量は0.55立米/s、有効落差は48.3m。年間発生電力量は約1,250MWhで、一般家庭約350世帯分の消費電力に相当する。CO2削減効果は年間約750t-CO2を見込む。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事