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給湯1次エネルギー効率143%の住宅用「ハイブリッド給湯・暖房システム」

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給湯1次エネルギー効率143%の住宅用「ハイブリッド給湯・暖房システム」

湯まわり設備メーカーのノーリツ(兵庫県神戸市)は21日、ガスと電気を組み合わせて利用する、戸建住宅用「ハイブリッド給湯・暖房システム」について、業界最高レベルの給湯一次エネルギー効率143%を実現した新商品を2016年9月1日に発売すると発表した。

新商品は、高効率ガス給湯器(エコジョーズ)と空気熱を利用するヒートポンプユニットの両方を利用することで、高い省エネ効率とお湯の安定供給を両立させた商品。商品バリエーションは、給湯・ふろ・暖房タイプと給湯・ふろタイプの2タイプ。いずれも準寒冷地エリアに対応する。また、2017年春には集合住宅向けの発売も予定している。

年間約69,000円、CO2排出量51%削減

給湯の1次エネルギー効率は143%に

給湯の1次エネルギー効率は143%に

給湯一次エネルギー効率(地域給湯使用時の効率。暖房は除く)143%は、「貯湯ユニットのタンク容量を従来の90Lから140Lに拡大」、「一番効率の良い時に必要な分だけムダなく貯湯する『スマート制御』の機能向上」、「季節に応じたヒートポンプ出力の自動制御を新たに搭載」などの改善によって実現した。

これにより従来型ガス給湯器と比較し、給湯光熱費を約66%削減、ランニングコストで年間約69,000円削減できるという。

年間約69,000円安くなる

年間約69,000円安くなる

その他、環境性では、ハイブリッド給湯・暖房システムで唯一、地球温暖化への影響が極めて少なく冷媒としての効率も良い「R290」を採用した。また新商品は、従来型ガス給湯器と比較すると、CO2排出量を年間690㎏-CO2(約51%)削減が可能となる。

CO2排出量は約51%の削減

CO2排出量は約51%の削減

太陽光発電の自家消費対応、施工性も向上

新商品では「売電優先モード」に加え、「自家消費優先モード」を新たに搭載した。同モードでは、太陽光発電を行う時間帯にヒートポンプユニットを積極的に運転することが可能で、今後予想される固定価格買取制度における売電価格の下落に伴う、一般家庭での電力の自家消費ニーズの高まりに対応する。

また、新商品は、貯湯ユニットの標準排気方向を前方から側面に変更し、設置時に必要な奥行き寸法を従来品の700mmから最小で550mmへ縮小。これにより設置スペースを約31%縮小し、都市部などでニーズが多い狭小地への設置を容易にした。

標準排気方向の変更により、貯湯ユニット自体のリバース設置(180度反転設置)等が可能になり、貯湯ユニットとヒートポンプユニットの設置自由度も向上した。

必要な奥行き寸法が小さくなった

必要な奥行き寸法が小さくなった

また、同社の本システムは、高効率ガス給湯器と貯湯タンクが一体型のため、現場での組み立てが不要で、また、自動試運転のシーケンスの見直しを行うことで試運転時間をさらに短縮し、施工時間の短縮も実現した。

なお、価格(税別)は給湯・ふろ・暖房タイプが858,600円、給湯・ふろタイプが778,600円。価格はヒートポンプユニット+貯湯ユニット+マルチリモコンの合計価格で、設置部材等は別途必要。貯湯ユニット本体奥行き薄型(300mm)、貯湯量90Lの従来品も継続して販売する。

省エネ住宅の普及を追い風に拡販へ

エネルギー消費の低減に向けた社会的ニーズが高まる中、政府は2020年に住宅・建築物に関わる平成25年改正省エネ基準の義務化、2030年に新築戸建て住宅の平均でネット・ゼロエネルギー・ハウス(ZEH)(年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅)化の達成を目標としている。資源エネルギー庁発行の「エネルギー白書2015」によると、一般家庭の給湯・暖房に使われるエネルギーは約半分を占めている。

ノーリツによると、ハイブリッド給湯・暖房システムは給湯一次エネルギー効率が非常に高く、住宅設備の省エネ性の評価基準である一次エネルギー消費量を大きく削減することができ、認定低炭素住宅基準およびZEH基準の達成に寄与するため、省エネ住宅の普及に伴う今後の市場規模拡大が予想されている。

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