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北海道初、FITを利用した消化ガス発電事業 室蘭市の下水処理場でスタート

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北海道初、FITを利用した消化ガス発電事業 室蘭市の下水処理場でスタート

月島機械は1日、北海道室蘭市の蘭東下水処理場において、北海道初となる、固定価格買取制度(FIT)を活用した消化ガス発電事業を開始したと発表した。

この事業は、民間の資金とノウハウを活用した民設民営方式により、下水処理場において、下水汚泥を処理する過程で発生する消化ガスを有効利用した発電事業を行うもの。同社は、室蘭市と締結した「蘭東下水処理場消化ガス発電事業」調印に基づき、自己資金で発電設備を建設し、5月31日に「発電開始式」を開催した。発電開始式には青山剛室蘭市長らが出席し、発電所の起動セレモニーおよび施設の見学会を行った。

この事業では、消化ガス発電設備1式(ガスエンジン103kW×1台)を設置。年間発電量は約42万kWh(一般家庭 約120世帯相当)と試算している。今後20年間の発電事業を行う。

室蘭市は、再生可能エネルギーの有効利用を図り、環境負荷の低減に貢献することを目的に、2014年に蘭東下水処理場で発生する消化ガスのうち未利用の余剰消化ガスについて、FITを活用して売電を行う事業者を公募し、月島機械を優先交渉権者として決定した。

室蘭市のグリーンエネルギータウン構想

室蘭市は、2015年2月に「地域経済の活性化」・「次代のエネルギー社会構築」・「低炭素なまちづくり」を目指す構想「室蘭グリーンエネルギータウン構想」を策定し、取組みを進めている。

この構想は、室蘭市がポテンシャルを有するグリーンエネルギー(水素エネルギー、再生可能・未利用エネルギー)などを利活用した「エネルギーの地産地消」と、新たな技術・システムなどの地域社会への実装に向けた開発・実証・事業化、およびその先進性を発信することで、実現を目指すもの。月島機械は本事業を通じて、この構想の実現と循環型社会の構築を目指していく考えだ。

同社は下水処理場における汚泥処理に強みをもち、汚泥消化設備、ガス貯留設備および発電利用設備の豊富な実績を誇る。また、上下水道におけるPFI・DBO事業をはじめとした「ライフサイクルビジネス」を積極的に展開し、長期事業運営に必要な豊富な実績とノウハウを培ってきた。本事業においてもそれらを最大限に活かし、効率的で安定した発電事業の運営を行っていく。

【参考】
TSK - 「蘭東下水処理場 消化ガス発電事業」発電開始式の開催~北海道初、FIT を活用した消化ガス発電事業の開始~

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