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40年モノの高浜原発1・2号機、60年までの運転延長が認可される

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原子力規制委員会は20日、運転開始から40年を経過した関西電力の高浜発電所1、2号機(福井県高浜町)について、劣化状況の評価・保守管理の方針を審査し、60年までの運転期間延長を認可した。

関西電力は、安全性が確認された原子力発電所は速やかに再稼動したい意向を示しており、今後、早急に詳細な安全対策工事の内容、スケジュールを検討していく。一方、原子力委員会は、今後、使用前検査などを通じて、厳格に確認を行うとしている。

東日本大震災に伴う福島原発事故のあとに施行された新規制基準では、原発が運転できる期間を原則40年とし、その満了までに認可を受けた場合には、1回に限り最長20年までの期間延長を認める制度を導入している。この制度において、運転期間の延長を認めたのは本件が初めて。

これまでの経緯

関西電力は、高浜発電所1、2号機について、2014年12月1日から特別点検を実施し、特別点検の結果を踏まえた劣化状況評価を実施するとともに保守管理に関する方針を策定し、2015年4月30日、運転期間延長認可申請書を原子力規制委員会に提出した。

運転期間延長認可申請書は、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律に基づく手続きで、運転を開始した日から起算して40年とされている原子力発電所の運転期間を延長するため、延長しようとする期間などを記載した「運転期間延長認可申請書」に「特別点検結果報告書」、「劣化状況評価書」および「保守管理に関する方針書」を添付して原子力規制委員会に申請するもの。

その後、関西電力は工事計画認可の審査を踏まえた耐震安全性評価の反映や、運転期間延長認可の審査での指摘等を踏まえた記載内容の適正化等の補正申請を実施。同日、原子力規制委員会は、同法の規定に基づき高浜発電所1、2号機の運転期間延長を認可した。

また、同委員会は、関西電力が運転期間延長認可申請にあわせて申請してきた高経年化対策に係る原子炉施設保安規定の変更についても認可した。

【参考】
関西電力 - 高浜発電所1、2号機の運転期間延長認可について
原子力規制委員会 - 高浜発電所運転期間延長認可申請(1号原子炉)を認可
原子力規制委員会 - 高浜発電所運転期間延長認可申請(2号原子炉)を認可

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